規制緩和と民営化議論
日本人は、「改革」が好きですね。
そして、「改革」の中でも、特に具体的手段としての、「規制緩和」と「民営化」が特に好きなようです。
でも、分かってますか?
それ、大企業が喜ぶ事ばかりですよ?
規制緩和とは
規制緩和とは、ある産業や事業において、政府の規制を縮小する事をさします。
主に、「市場競争」を促進する事で、経済活性化を目指す政策だが、基本的に値下げを伴うので、デフレの時にはやってはいけないし、まずはしっかりとセーフティネットを貼ろう。
しかし、これをやってしまったのが、小泉政権です。
その結果、どうなったか。
タクシーも物流も観光バスも、規制緩和されたが、給料は下がるわ、事故は発生するわ、クレームは来まくるわ、大変な事になりました。
そして、その地獄のような時代を生き残ったのは、潰れた同業他社を吸収合併して、更に大きくなる。
それを見て、「チャンス!」とばかりに異業種から大企業が参入。
他社を次々と買収しまくり、そして業界は寡占状態になったとさ。
何が言いたいのかというと、普通の会社がまともにやっていけないまでに過当競争させて、中小企業を追い込むのが、規制緩和です。
そう言う事に耐えられる余裕があり、中小企業なんていくらでも買える余裕があるのが、大企業です。
規制緩和とは、「競争を促進させて、経済の活性化をめざす」と言う事を掲げて、裏での狙いは、「お金が余ってる大企業に、より多角経営させてあげる」だけだったのです。
民営化について
自民党は、これも大好きですね。
NTTにJT、JR、郵政民営化など、沢山行なって来ました。
民営化とは、国および公営企業の事業を、民間経営に移管する事です。
その目的は、財政赤字の圧縮・累積債務の解消、事業効率の向上、サービス改善、民業圧迫の解消など、多種多様である。
まあ、理由なんてどうでもいいわけですね。
基本的に、「赤字企業を何とか立て直す」のがメインで後はどうでもいいようなのが並んでいるわけですが、そもそもが、今までは公営企業だったから、金儲けは得意じゃないわけです。
更に、今までは儲けを出さなくても良かったから、黒字になりやすかった、と言う事情もあります。
つまり、民営化されると経営の難易度が1つ上がるわけです。
更に同業他社の存在があります。
国営の時は、気にしなくても良かったが、民営化されて民間企業になると、時流に乗って、その時々の手を打って行かないとなりません。
これもなかなか難しいですね。
民営化と言えば、やはり郵政民営化がその筆頭にあげられるでしょう。
なぜ、郵政民営化では、ゆうちょ銀行の資金を日本郵便とは別会社にして、資金移動を出来なくしたのか。
答えは、アメリカに日本の郵便貯金(当時)を捧げる為 です。
規制緩和と民営化議論の共通点
何だと思いますか?
答えは、「利権」です。
規制緩和は純粋に、大企業へのプレゼントですが、民営化は違います。
そこには多数のポストがあり、政治家が一声かければ何とかなると言う、美味しい利権があり、その利権に預りたい人々も多数いるのです。
なぜ多数のポストがあるのか。
それは、そういう企業でないと、民営化する価値が無いからです。
そういう公営企業は、人知れずひっそりと消えて行くだけです。
郵政民営化のように、巨大な黒字を抱える安心企業であっても、民営化されるのです。
結局は、緊縮財政か?
小泉元総理は、郵政解散において、次のように叫んだそうです。「いいですか、皆さん。郵便局を民営化すれば、郵便局はもっとスリムになって、従業員数を3万人減らせる。3万人ですよ、3万人。どれだけ大きいことか。国家公務員を少なくして、その分を皆さんへの還元に使う。この方がよっぽどいいでしょう。その為には、自民党なんかブッ壊しますよ、私は。」
ちなみに、青色部分は、現在の日本維新の会がやっている事です。
しかも、国民の為の還元も何も無い所まで、全く同じです。
なぜ、利権を求めるのか。
なぜ、利権をわざわざ作るのか。
お金が欲しいのか?
それとも、自分の権力を見せびらかしたいのか?
恐らく両方だろう。
だから、例え政治家にお金をふんだんに与えても、それだけでは、意味は無いと思われる。
逆に、「政治家は一切、人事に関わってはいけない」というルールを厳しい罰則付きで作ったなら、かなりの効き目があると思われる。
(まあ、自分たちに都合悪い法律なんて作らないだろうけどね)
政治家というものは、「政治家になった以上は、政治家にしか出来ない事をしたい!」と思っているもので、改革も、規制緩和も、民営化議論も、利権作りも、そして、利権漁りも、全部が全部、‘政治家にしか出来ない事’なわけで、日本の未来は、現与党である2党と、大阪をブッ壊した1党を叩き潰しましょう。
日本の明るい未来は、この3党をブッ潰した先にあります。