ども。堀井です。
鷲尾君の内省にもある通り、やはり人と共感共鳴を生むためには根本要因(価値観や思い込み)を明らかにして向き合うことが必要ですね。
実は、彼を悶々とさせた張本人は私です(笑)
遠慮せず突っ込ませていただきました。
多少配慮はしたつもりですが。。。
そうそう。今からは想像できませんが、湯口さんにも悶々としている時期がありました。
今後お話しすると思いますが、ティームのミッション・ビジョン・バリューを策定した瞬間から目の色が変わったようです。
おそらく、彼女の中でしっかり内省できていたものと、新しい何かが融合したのでしょう。
じゃあ偉そうなお前は何なんだ!と。
まぁまぁ・・・焦らずに。
私自身、黒ひげ危機一髪よろしく、宙を舞って自爆した経験が何回かあります。
そのうちの1つをお話ししましょう。
「人材を大事にすべきだ!!」とバイト先の店長に詰め寄って、結果私自身がクビになったというお話です。
当時、私は19~20歳でした。4月に、ある人気カフェの店舗(在籍20名ほど)にフリーターとして入社し、日夜接客に励んでいました。
店舗の売上げ拡大策を提言したり、お客様との関係性構築が評価され、とんとん拍子に昇進しました。気づけば1年で非管理職の最高位のランクにまで上げてもらいました。
その当時の店長は26歳の男性店長。
入社8年以来、店長に昇格して初めて担当する店だそうです。ものすごく意欲的に頑張る方です。私も神輿を担ぐように公私関係なく頑張る。だから、えこひいきしてもらいましたし、とても可愛がってもらいました。
・・・実はこの時、すでに店舗の中で私が原因で不協和音が出ていたようです。あとから知りましたが。
時は過ぎること、年明けの2月。
無慈悲な異動通知が来ます。店長が遠い郊外の店に異動するのです。
夢を語り合い、共に笑って泣いた店長ともお別れです。
営業時間中にバックヤードで泣きながら固い握手をしたのを、今でも覚えています。
それほど本気で店に関わる人の幸せに取り組んでいたからです。
・・・そして、、、やってきましたのが26歳女性店長。この方も昇格後初着任。
サポート役で共に赴任した、ベテラン女性社員。当時33歳。
さて、何が起きると思いますか?
私の持論ですが、できるボスは情報収集をします。
関係性構築を入念に行い、「この組織で最も情報を知っているのはやはりボスだ」という信頼を作ります。
一方で、できないボスは壊しにかかります。
ルールや判断軸をトップダウンで伝え、「今日から私がボス。私の言うことを聞きなさい。」と、既存の風土を否定します。
・・・余談ですが、今自分が見ず知らずの組織に着任したらどうなるだろうか。
後者をやっていないかな?反省反省。
話を戻すと、新任女性店長は後者の壊しにかかるボスでした。
店の収納量に関係なく、備品やルールを新たにするのは序の口。
挙句の果てに、店のエースで同僚だった2人の男性従業員を退職に追い込みました。
理由は、「寝坊を2回したら辞職せざるを追えないというルールに抵触した。」ためです。
そこで、いよいよ私がブチ切れます。
私と店長・ベテラン社員の3者面談の場を設けました。
私が切り出します。
「なぜ寝坊を2回したくらいで辞職に追い込むんですか!誰だってそのくらいはしますよ。」
確かに寝坊はよくあることです。
そこに店長とベテラン社員が反論します。
「あなたにはわからないと思うが、店長にはルールを徹底させる役割がある。例外を作ったら、それこそ頑張っている人に迷惑。」
さぁ、いよいよ堀井の切れ芸の極みが出ます。
「人材を無下にしておいて、どの口が『店長の役割』を語っているんですか。だいたい組織のエースが2名も退職に追い込まれて皆が恐怖感を感じています。店長としては失格です。店長として才能が無いのか、意欲が無いのか、この場ではっきりさせてください。」
その翌週。
「皆が堀井に恐怖心をもっている。」という理由で、この店舗から除籍処分を受けました。
今思うと、堀井には3つの重大なミスがあります。
まず1つ目は被害者意識。
「店長のせいで」というスタンスでいる以上、店長に問題解決を委ねています。
問題意識を持ったのは私自身なのに。本末転倒です。
2つ目は「誰だって」「皆が」という根拠のない一般化。
実際には全員に店長の問題点をヒアリングしたわけではありません。ごく2~3名の批判的意見を聞いただけ。それなのに「皆が」と盛ってしまった。
根拠がないことを隠すための弱さが露呈しました。
3つ目は関係性の破たん。
「店長としては失格」と告げたあとに、どうしたいと思っていたのでしょう?
同じ船に乗っていることには変わりありません。日が明ければ顔を合わせるのです。
関係性あっての組織。なのに、ドラマのヒーローになったつもりでいたのでしょうか?
その後、私は他店のカリスマ店長に直談判。「心を入れ替える」という条件付きで、最下位の職務レベルで入社を許可されました。
ただ、自分の非を認めて心を入れ替えたことは大きな成長をもたらしました。上記3つの内省は財産です。
この経験から得られた教訓は、こういうことです。
「人は感謝されなければ失うものが多い。本当に人材が大事だと言うなら、自分自身が感謝される人材になろう。」
と・こ・ろ・が・・・
数年後に、またやらかします。
調子に乗ると悪魔が微笑みますね。
(つづく)