おうちでミュシャぬり絵⑥ 友情。

はい、のんきに続けて参りました自粛期間お楽しみ企画(笑)、おうちでミュシャぬり絵ですが、

何だかんだで6枚目デス

今回は、ミュシャ財団公式のこちらの絵

「友情」

こんな感じに塗れました～

実はこの絵、ワタクシミュシャの展覧会でも観た事のない作品でした

なので結構手探りぬり絵でした

まあ、

最後の辺りはネットで元絵を調べて参考にしちゃいましたけどネ(笑)

で、ほぼ塗り終えてから、ネットで調べてて知ったのですが、

この絵に描かれてる二人の女性は、

左の人がフランス、

右の人がアメリカ、

の擬人化なのですって

両国の友好を表してるのね

そう言われてみれば、

アメリカさんは星条旗を思わせる星の髪飾りや星の模様のドレスだし、

フランスさんはロイヤルの花模様みたいな柄の髪飾り＆ドレスです

まあでも気付かんケド(笑)

ミュシャ自身、アール・ヌーヴォー様式で華々しく活躍したのが主にフランスとアメリカだったから、この絵を描いたのかしら？

しかし、「ヘタリア」以前にあったのね、国の擬人化(笑)

あ、でもミュシャ、確か「スラヴ叙事詩」でも擬人化したチェコスロバキアとかも描いていたな～

日本の擬人化サブカルチャーに先んじる事100年 凄いわ～(笑)

さてさて、毎度の塗り方プロセスを載せていきます

はい、こちらがぬり絵の元の絵デス

繊細に描かれてるのは嬉しいのですが、

人物がほとんど、うっすら影になってる

え 何これ、スクリーントーン(笑)

いつものように、最初に白の色鉛筆で印刷部分を薄くなぞってみますが、このスクリーントーンはさすがに消せない

これは、人物を明るく描くのはハードル上がってる感じですわ

ミュシャ財団さん～ このスクリーントーン剥がしてください(笑)

とりあえず肌部分から塗ってみました

いつもは肌を描くのは結構楽しいポイントなのですが、今回はやはり暗い肌になっちゃう

代わりに、暗い線を使って輪郭を少し補正かけてみました(笑)

思ったより可愛くなってきた～

髪の毛を塗りました

アメリカさんのブラウンは、割と細かく塗れたのですが、

フランスさんは印刷の段階でだいぶ黒髪風味だったので、選択の余地なく黒に

黒髪は何気に難しいのよ～

茶色もこっそり混ぜたりしましたが、基本的に濃淡勝負なのね まだ修行が足りませぬ

アメリカさんの髪飾りは、何故かここだけスクリーントーン貼ってなかったので(笑)、明るく描けそう

何色にするかは一端保留して、先に進みます～

月桂冠を描きました

ミュシャのシンボルでもある、円環のモチーフですネ

上の方の葉っぱは、光が当たりやすいので明るめに、

下の方はやや暗めにまとめてみました

……どのみちスクリーントーンで逆光みたいになってますが(笑)

アメリカさんのドレスを青にしてみました

淡い感じを目指して塗ってみましたら、割と素敵な質感に

良く見ないと分からない星形の模様は、面倒だったけど描いて良かったな

まさか星条旗の星だとは思わなかったので(笑)、「夜空のドレス」みたいなイメージでした

続いてフランスさん

何色にするか悩みましたが、緑と青の混色で描いた、こんなエメラルドグリーンにしてみました

もう少し、混色は技術を磨きたい

しかしなんだか、

フランスさんはトーンのせいで特に暗めになっちゃった感じ

何だかアメリカさんのスタンドみたいに見えてきたよ(笑)

背景を塗りました～

ここはスクリーントーンがないので明るい表現ができそうです

上部の装飾は、なるべく淡い感じに

……ちょっと淡すぎたカモ(笑)

配色も何気に難しい 配色センス欲しい

下部はオレンジからのグラデーション

これは綺麗に発色 この色も好きです

それと、後回しにしていたアメリカさんの髪飾りですが、

背景塗ってみたら、白のままが一番映えるんじゃね と思い始めてしまいまして(笑)、白い色鉛筆で塗りました

陰影はつけなかったけど、これはこれで良いカモ

さて、残すはリボンだけですが、

リボンもトーン掛かってないので、見事なまでに明るい白です

はてさて、この明るさを生かしたいけど、

白いままなのも何か味気ない気がします

悩んだ末に、

結局、ミュシャの絵をネットで探して参考にしちゃいました

紅白(笑)

でもこれは、赤が映えて良いカモ 全体的に意外とカラフルな出来になりました

これで完成デス

でも、このリボン、

一番左下に垂れてる部分、よく見ると、

エッシャーの騙し絵みたいになってます(^_^;)(笑)

おおお どれがリボンでどれが背景

軽く時空が捻れてる(笑)

皆さんは、お気づきになられただろうか(笑)

でも、何となく馴染んでるからまあいいか

はい、今回はここまででございます

また次回～