私のひとつ前の過去世は、特攻隊員でした。
その影響で、生まれ変わった今でも、飛行機が大好きです。
過去世で飛行機に乗っていた時は戦時中でしたから、明るい気持ちで空を飛んでいたわけではありません。
厳しく暗い現実を見つめつつ、
いつか……いつの日か、平和な世の中になったら、その時は飛行機でアメリカなどの外国に行ってみたいな、と思っていました。
それが夢でした。
特攻隊員のひとつ前の過去世は、幕末に生まれた勤王の志士です。
尊王攘夷という言葉がありますが、私は攘夷派ではなく、海外にすごく興味を持っていました。
噂に聞くアメリカやイギリスを、「自分の目で見てみたい!」と思っていましたが、身分が低かったし、そもそも海外旅行が気軽にできる時代ではありませんでした。
この過去世でも、いつか……いつの日か、身分が問われない、みんなが平等な世の中になったら、アメリカやイギリスに行ってみたいな、と思っていました。
それが夢でした。
この2つの過去世を思うと……
今の時代は、なんとありがたいことかと、涙が出ます。
過去世の自分は、どんなに強く望んでも、何をどう頑張っても、夢を実現させることは不可能でした。
生まれ変わった現在の私は、海外であっても個人旅行で、しかもひとり旅で行きます。
ひとりでも平気なのです。
それは、時代を超えた、夢の実現だからです。
海外のスーパーに入って、あれこれ見たり、食品を買うのが好きですし、スーパーにお惣菜コーナーがあれば、日替わりでいろんな種類の料理を食べてみます。
メインの観光地にも行きますが、観光客がいない、ごく一般の住宅地などを歩いたりもします。
あ! そうだ、ここでちょっと余談です。
観光客がいないところを、ブラブラと歩いていると……
「しまった! ここは足を踏み入れてはいけない地域だ!」というところに入り込んでいることが、たまにあります。
あきらかに、ヤバい! 危険地帯である! という地域が、海外にはあるのです。
そのような地域は、空気感からして全然違います。
もしかしたら、皆様も、海外でそういうところに入ってしまうことがあるかもしれません。
そうなったら、あわてずに、「私、地元民だけど? なにか?」という顔をして、サクサク歩いたほうがいいです。
ポイントは、人のよさそうな顔で歩かない、ということです。
観光客丸出しで歩いていると、人のよさそうな顔に見えるので、注意が必要です。
私は、のほほ~んと観光客丸出しで歩いていたら、しょっちゅう道を聞かれます。
写真を撮ってくれる? というのも、よく言われます。
普通だったらこれで問題ありませんが、危険地帯に入ったかも? となったら、人のよさそうな観光客の印象はマイナスです。
で、地元民を装うわけですが、観光客と悟られないコツは、不機嫌そーに歩く、です。(個人的見解です。)
眉間にシワをよせることもおすすめします。
私は「ヤバ!」という地域に入ってしまったら、ものすごーーーく不機嫌そーーーな顔をして歩きます。
周囲を見ることなく(道を知っているというアピールです)、足もとだけを睨んで、サクサク歩き、スマホなんか絶対に見ません。
こうすると、「この人、アジアのヤバい組織のオバハンかも?」という雰囲気になって(そう思っているのは私だけかもしれませんが。笑)防犯になっているように思います。
右も左もよくわからない外国の町を歩く時は、皆様もどうかお気をつけ下さい。
というわけで、すみません。
余談が長引いたので、次回に続きます。