元夫はクリスチャンです。
私と結婚した時は、神様も、仏様も、幽霊がいることすら、信じていませんでした。
けれど、私と一緒になって、いろいろな不思議現象を体験した今は、キリスト教にこだわることなく、広い「信仰」を持っています。
ただ、現在も、行った場所がお寺なのか神社なのか、迷う時はあります。
その元夫が、私から将門さんの話を聞いて、神田明神に行くようになりました。
せっせと通うようになって、願掛けも叶えてもらい、ますます信仰を深めています。
で、先日、「これって失礼やったと思うねん……」と話を始めました。
神田明神は表参道と裏参道のほかに、横っちょから出るところがあります。
その日は表参道も裏参道も参拝者が多かったので、元夫は横っちょから出たそうです。
その直後、「失礼なことをしてしまった!」という気持ちになって、どよ~んと暗くなったと言うのです。
へぇ~! でした。
教えてもいないのに、そんなことがわかるようになったんだ~、と驚きです。
「え? それくらいわかりそうだけど」と思うかもしれませんが、元夫は、神仏や、参拝の仕方に関しては、本当にまったく何もわからない人だったのです。
余談ですが、この話の時に「表参道」や「裏参道」という言葉を使ったら、元夫は「はぁ? なんの話やねん?」とイラついていました。
突然、街の名前を言い出したのかと思った、と言うのです。
ああ、なるほど、表参道ね、あるよね、そういう街が……。
話を戻しまして、参道ではないところからスッと帰ったことが、失礼だったかも? と、わかったわけです。
自分の感覚で、です。
ちなみに、横っちょから出ても、そんなに大きな失礼ではありません。
ただ、「キッチリとした正しい参拝をしたいんです!」という人は、ちゃんと表か裏の参道から帰ったほうがいいです。
もうひとつ、あります。
年末に元夫は仕事のことで、大きなラッキーに恵まれました。
それは「運がよかった」としか思えない出来事でした。
元夫は「運がいいって、大事やな!」「運がよくなるよう努力せなあかんな!」とかなんとか、ひとりでブツブツ言って、そこで、ふと、
「識子ちゃん、部屋に黒っぽいの置かへんやん? あれって、運をよくするコツ? そうやろ?」と言うのです。
へぇ~! ですよ、皆さん。
それも〝自分で〟気づいたんだ~、と。
というか、私は元夫に言われて、「そういえばそうやった」と気づいたというくらい忘れていました。
私は、「できれば」の範囲内で、ですが、黒っぽいものは家の中に置きません。
気持ちが暗くなるからです。
たとえば、パソコンのモニターはアームで動くようにしているのですが、元夫に「黒がカッコいいよ」と言われても、白を買いました。
デスクチェアとか黒しかないものは仕方ないのですが、テーブルとか、空気清浄機とか、電子レンジとか、とにかくなんでも明るい色を選びます。
以前にも書きましたが、元夫は「霊感はゼロ」というくらい、何も感じない人でした。
けれど、トイレに縁起物を置いて、1日に何回か「これが運や福を呼び込むねんな~♪」と思いつつ、見ていただけで、「運」関係の霊能力を向上させました。(2022年05月15、16日のブログに書いています)
霊感はゼロ、と自覚している元夫ですが、進化しているのです。
私はこれまで、一貫して言ってきましたが、霊能力は、誰にでもあります。
それを開花させるかどうか、進化させるかどうかの違いだけなのです。
元夫も、スピリチュアルに興味を持たなかったら、何も感じない人のままだったと思います。
けれど、スピリチュアルに興味を持ち、それからは神社仏閣に行ったり、縁起物を感じる練習をしたり、いろいろと体験を重ねた結果、小さなことですが、自然とわかるようになってきたのですね。
ここで大事なのは、わかったことを「気のせい」とか、「思い込み」とか、そのような理由で捨てないことです。
気のせいかも? と思うくらい、かすか~なことでも、あやふやな感じでも、「わかった」ことが大事なので、
そこは「わかった自分」を褒めてあげるくらい、喜んでいいのです。
この「わかった自分」を積み重ねていくことが、霊能力を伸ばすコツなのです。