2月の初旬に作られる自然食品は、一年を通して最も活力のある食材が出来上が

ります。

微生物と水の相関関係によりますが、その背景には気候にあります。


この頃の水は、水分子の結合構造が六角形になりやすく、また日本酒作りでも良

質の大吟醸が作られるのがこの時期です。


味噌や他の発酵食品でも、この季節の寒さに呼応した微生物の働きが発酵の質を

高めてくれるのだそうです。


微生物博士が説くところでは、微生物達は置かれている環境でそれぞれ会話を交

わし、自分達の「場」を如何に作り出すかを考えているようで、その場が理想的

に整うところでは、好気性菌群と嫌気性菌群とのバランスが調和し、生み出され

る酵素群は蘇生力を持ったネゲントロピーの方向に働くようです・・・。


ヒトのカラダにおいても同様で、これらの菌群を養っているところ、棲家となっ

ているところが腸なのです。

腸の「場」が整っておれば、人間にそれなりの蘇生力を与えてくれる事になる・・・

に違いないのです。

それが免疫力として発揮し、生理代謝の向上に見られることになるようです。


人間にとっての健康養生とは、外も中も将に微生物との共生によって実現できる

ものなのですね・・・。