なんとも健康を維持するのは厄介なことか・・・
イエイエそうではなく、ごく当たり前の方法を欲張らずに、日々適正の食事をコ
ツコツと繰り返すことに尽きるのです。
自然の地球時間に同期した体内リズムは、約60兆の細胞で出来上がったカラダ
の全てに細胞時計として存在しますが、臓器ごとにこの時計が動いているため、
時として臓器ごとに体内時計に同調しない事も起こりえます。
肝臓の体内時計に関し、ある実験で肝臓の細胞時間の時計をリセットする食物を
テストし、そのリセット作用に優れた食材が選ばれました。
その研究によれば、穀類の澱粉とイモ類の澱粉の置換作用で、肝臓の細胞時計が
リセットされやすいとのことです。
澱粉ですから糖質が含まれ、グルコースの形で肝臓に取り込まれます。穀類とイ
モ類のグルコースの成り立ちが異なるためか、インシュリンの働きもあってグル
コースを取り込むシステムが刺激される結果なのでしょう・・・。
しかし多量の摂取は論外です。グルコースの摂取量が増えると当然ながら血糖値
も上ります。これでは体内時計のリセットどころかカラダを壊してしまうことに
もなりかねません。
これを解決する方法は五大栄養素のバランスの取れた食事を前提とすることにあ
ります。食事で一番最初に摂るべき食材は野菜とすべきなのです。
そしてその後は、蛋白質と糖質の補給となります。
さらに野菜や穀類に含まれるファイトケミカル群(植物生理活性物質)を多く含
んだ食材に適量の脂質が加われば十分です・・・。