体内時計が狂うと一番に睡眠状態が悪くなり始めるようです。

睡眠には代謝ホルモンのメラトニンが影響しているのですが、加齢とともに分泌

量が少なくなります。

少しでもメラトニンの分泌を促すために、朝の光を十分に浴び、松果体の活動を

促す必要があります。さらにメラトニンの薬剤として“ロレザム”が処方される

ようになりました。


薬剤が効果を一層の発揮をするために体内時計とリンクした処方箋が研究されて

いるのはご存知でしょうか・・・。


例えば消化性胃潰瘍は午前0時を境に起こりやすく、喘息は6時前の早朝に起こ

りやすい。偏頭痛もやはり早朝です。

関節リウマチも早朝に症状が出やすく、心筋梗塞や脳梗塞も朝の9時ごろが発症

しやすいとのデーターがあります。


このような体内時計に基づいた体内リズムは、特に持病や生活習慣病などに規則

性を見ることが出来ます。

投薬による治療に当たっては体内リズムとの関係を考慮して、発症の時間帯を見

計らって服用すれば、薬物の投与量も減らすことも可能なのです・・・。