健康を左右する体内時計は固有のリズムによって規則性を保っています。
このリズムは地球の進化とともに刻まれ、環境のベースでもあります。
さらには地球上の生命現象も、その深層に生命現象のシーズとして潜んでいるの
ですが、これをぶち壊す活動が近代になって顕著になってきたようです。
人類の進化は石器時代から火や道具を発明し、狩猟から農耕生活へのシフト、動
燃機関の発明によるエネルギー革命から化石燃料や原子力の活用によって、地球
環境とともに共生してきたリズムがより激しく、振幅の幅が大きくぶれる状態に
移行しているようです。
人間生活にとって、この生体リズムをもっとも破壊するのが過剰な経済活動のよ
うに思います。その底辺にあるのが幸せと欲望の境界が混在して見極められず、
体内時計から幸せのリズムを感じ取れなくなってしまった拝金と唯物的な現代の
生活にあるように思えるのです。
近代化を成し遂げた日本ですが、日本人が有する特有のリズムを、自信を持って
楽しみ、経済活動から離れての生活を家族で、社会で共有できれば、新しい日本
の未来を提供できるのではないかと思っています。
オカゲサマデ・・・
モッタイナイ・・・
ゴブジデ・・・
ドウモドウモ・・・
相手を傷つけない思いやりのある言葉に残されていますが、日本人が身に着けて
いる独特のリズムは、実は健康養生を保障してくれているものでもあるのです。