健康養生には、体内時計が刻む体内リズムが人体を構成する全ての細胞に深く関

わっています。

細胞代謝に関係するわけですから、当然ダイエットに欠かせない脂質代謝や細胞

分裂、骨形成代謝も影響を受ける事になります。


体内時計がこれらの代謝リズムをリードするようですが、最近の研究で脳内に「朝

を告げる役割の細胞群」があることがきょうと大学などの研究で発見されていま

す。

以前より予測されていたことですが、このブログでも書いたとおり視神経につな

がる“視交差上核”なる器官に体内時計の本体と見られる働きがあることが改め

て解明されました。


この“視交差上核”の一部の細胞には、夜明け前の限られた時間帯に特異に働く

遺伝子が存在するそうです。この遺伝子が朝を告げるタンパク質を産出する事で、

約24時間周期の生体反応を整えている事が分かったとのことです。


この“視交差上核”が正しく働いてくれるためには、午前中の朝の光を視覚から

取り入れることがひつようです。

この目覚まし遺伝子が働きやすい生活とは、明暗の照明環境を地球の自然のリズ

ムに合った環境に合わせることが、睡眠障害などを誘発する体内リズムを改善

する一番の方法でもあるのです。


ホーリーヘルスでは、これらの体内リズムの改善に食養生と運動養生を、日々の

生活習慣に取り入れることをお奨めしています。