健康に影響を与える睡眠ですが、昼間の覚醒状態と相関関係があり、このリズム

が整っていれば健康状態を保ちやすいと言えます。


朝型タイプと夜型タイプの違いは、体温と大いに関係すると言われていますが、

体温のピークが早ければ朝型で、早寝早起きの生活を習慣としている人たちに見

られます。

体温が遅い時刻にピークになると夜型の生活をしている人たちに多く見られます。

このため活動のピークも夜になる傾向があります。


朝方も夜型も睡眠の質が良く、睡眠時間が十分であり、かつ生活が規則正しいス

タイルであれば、それなりに健康を維持できるスタイルであると言えます。


ただし日常生活にそぐわない睡眠のスタイルを継続すれば、間違いなく睡眠障害

を起こします。

その特徴的なものは2種類で、「睡眠相後退型」と「睡眠相前進型」があり、

前者の睡眠相後退型では一般の社会生活が出来ないくらいの夜型人間となります。


以前NHKで報道されていましたが、社会人1年生の中に重篤な睡眠相後退型が

見られ、朝の起床がままならず遅刻を繰り返す勤務状態から失業を余儀なくされ

るケースがあるのだそうです。


睡眠障害者として受診することが必要ですが、朝型のスタイルの変更するために

朝の光を十分に浴びる事が欠かせません。午前中の光を浴びる事がこの種の病気

を改善する主な治療法となっているほどです。


朝の食養生、朝の野菜ジュース、朝のトイレタイム、朝のウォーキング・・・

体内時計の切り替えは朝にはじまり、夜の就寝が体内時計をリセットしてくれる

ので、大切にしたいものです・・・。