この世にやってきたのは、どうやらご本人の意思らしい・・・。

生老病死に悩まされるこの人生ですが、その生を克服する事が大いに意味を持っ

ているようです。


充分に生ききることで、その生の務めを果たすことにつながる筈なのですが、今

回の人生をシッカリ完結させるために、日々の養生が欠かせないのです。


“生ききる事”とは実にたいへんな作業ですね。

そんなはずではなかった・・・と思うのか、まだまだやれると前向きに進むのか、

養生がどれほどの問題を解決してくれるか半信半疑で過ごしているヒトが殆どで

はないでしょうか。


本来養生から得られるはずの成果物が、単なる健康の維持に止まらず、生命と共

に霊体として生ききる事の大いなる意味を察知させてもらえることが最終の成果

物ではないかと思います。


その成果物を手に入れるために、様々な健康養生を習慣として生育させる方法を

古の賢人たちは教えてくれています。

孟子は、性を知ることは、天を知ることと述べています。

「求むれば則ち之を得。我に在るものを求むればなり。

これを求むこと得るに益なきは、外に在るものを求むればなり。

その心を尽くす者は、その性を知るなり。

その性を知れば、則ち天を知るなり。

その心を存し、その性を養うは、天に事(つか)うる所以なり。

 「万物皆我れに備わる。身に反りみて誠なれば、楽これより大なるは莫し」