米糠に含まれるガン抑制物質“IP6”は、結石の予防に役立つ・・・
米糠には腎臓結石や胆のう結石などの発生を予防してくれる働きがあります。
米糠に多く含まれるIP6ですが、小麦、ライ麦などのシリアル穀物のふすまに
豊富に含まれているため、通常の精米あるいはふすまを取り除くような処理によ
って、IP6のかなりの部分が失われることになります。
IP6は、食品として知られている穀物や豆類に含まれていることから、身近な
食材で摂ることができ、工夫次第で食養生に役立つ最適な食材と言えるのです
イノシトール3リン酸(IP3)は 、細胞内で化学的な情報を伝達する役割を担
う主要な分子で、IP6は膨大なイノシトール化合物の一つで、ホルモンや、
神経接合部間伝達物質や、その他の生体内化学物質などが細胞膜と反応すると、
種々のイノシトール・リン酸化合物が生成されます。
中でもイノシトール6リン酸(IP6)はガンを抑制し、結石の発生を予防する
のですが、米糠が重金属や化学物質を捕まえて、巧みに排泄してくれる働きは、
体内に溜め込んだ放射性物質の排泄にも役立つ・・・との説もあるのです。