こんなに危険な緊縮財政! | 時事刻々

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こんなに危険な緊縮財政!


皆さん、こんにちは。

今日は、緊縮財政についてです。

当ブログを見てくれている方なら、緊縮財政が諸悪の根源だと分かっていても、その「8つの諸悪の根源ぶり」を全部言える人は、いないんじゃないかな?


それでは、スタートです!



  緊縮財政とは


緊縮財政とは、政府支出の削減、あるいは増税といった方法で、政府の財政を均衡させる試みの事です。

それも、景気の良し悪しを問いません。


だから、新しい歳出項目は作られず、新しいものを作るなら、その分どこかを減らすか、どこかを無くすか、しなければならないのです。 



  具体的に緊縮財政の何がどう悪いのか


それでは、緊縮財政の欠点である、8つのポイントを見て行きましょう。


①経済成長しない

②インフラがボロボロになる

③安全保障が脆弱になる

④デフレマインドでギスギスする

⑤投資減少でイノベーションが起きない

⑥国民が貧困化していく

⑦危機に対応できない

⑧ 投票率が低下し、政権の腐敗が進む



それでは、ポイント毎に解説して行きましょう。


まずは、①。

これは、政府の財政支出(赤字)=国民の所得(黒字)、という恒等式で説明出来ます。

つまり、政府がお金を使った分だけ、成長するんだよ、と言う事です。 


続いて、②です。

元々、期間が余りにも長いのですっかり忘れ去られ、今や民営化されかかっているのが、インフラです。

元々、作る時は政府が金を出したのに、修繕する時は、「国は知らん」では、インフラは放置されて老朽化する一方です。


さすがにそれでは都合が悪すぎるので、「民営化」と言う言い訳を出して来ましたが、海外で全滅しという実績を見れば、日本がどうなるのかは、明らかです。


日本人、とことん舐められてますね。


次は、③です。

「安全保障が脆弱になる」のは当たり前ですね。

軍備なんて究極のムダ飯喰らいなんですから、お金掛かって当たり前。

逆に、金を掛ければ掛けるほど、強い装備を作れるし、好きなだけ配備出来る。

まさに、「金が全て」な世界です。


日本はそれを分かっていながら、絶対にそうしようとしないだろうな。


今までそうだったからね。


そして、④。

「デフレマインドでギスギスする」。

デフレマインドで、節約だ!コストダウンだ!とやってばかりいると、心を病みます。


だって、節約だ→お小遣いカット、コストダウン→リストラ、と人に迷惑をかけたり、人々に嫌われる事ばかりですから。


人々の心を曇らせ、性格さえも変えてしまう、それがデフレマインドなのです。

 

次は、⑤ですね。

「投資減少でイノベーションが起きない」。

これも、当然ですね。

デフレ環境では、儲かる事業・儲かる物、それ自体が殆どありません。

そうなると、投資が減少するのは、当たり前です。

イノベーションと言うのも、そもそも社内での開発が多い所で、奇跡みたいな気付きをする人が見付ける、有り得ないような閃きから産まれるものであり、産まれる前提として、好景気である事が入っているから、こんなのに期待しちゃダメでしょ。


そして、⑥ですね。

「国民が貧困化していく」。

これも、当然。

①の逆バージョンで、これは言えるわけです。

つまり、政府がお金を使わない(黒字)=国民が貧困化(赤字)。

これは、政府は緊縮財政をして、お金を使わない程、国民が貧困化する、と言う事です。


さて、次は⑦ですね。

「危機に対応出来ない」。

これは、今回のコロナ禍が典型ですね。

元々、アンジェスとか言うスタートアップが、「金が足りない。支援を頼みたい。」と言っていたのに、完全無視。

そのため、開発は遅れに遅れ、「来年の初」だの「来年中」だのと言っています。

菅総理は、もう総理に相応しくないので、とっとと辞職するべきですね。(まあ、辞めましたがw)


そして、⑧です。

「投票率が低下し、政権の腐敗が進む」。

これも当然。

「政権は長く続ければ続ける程、腐敗する」。

これはもう、歴史上の格言です。

そして、人々は生活が苦しくなればなるほど、投票率は低下します。

これも、歴史上の真実です。

まあ、生活に追われて政治どころじゃないんでしょうけど。



さて、如何でしたか?

こんなに危険な緊縮財政は、さっさと転換しなければなりません。

でないと、明るい未来はやってこないのです。