講師は、湖東京至氏です。
それでは、始めましょう。
まずは、こちらをどうぞ。
消費税は、間接税の仮面を被ってはいますが、実態は直接税であり、事業税のようなものです。
つまり、納税義務者は事業者であり、消費者が事業者に納税する規定もありません。
はい。
「消費者が事業者に納税する規定」は無いのですが、実際は価格にあらかじめ織り込まれており、消費者としては、逃げようがないですし、逃げられません。
だからこそ、国としては楽でおいしい、取りっぱぐれる心配が無い、そんないい税金となっているのです。
国に取っては、楽でおいしい、まさに至高の税制。
大企業に取っても、輸出戻し税で、ガッポガッポとお金が戻って来る、その上、税金の節税まで出来る、まさに、有り得ない程美味しい税です。
大企業が肥え太る税金であり、弱者にとっては、極めて厳しい税金なのです。
何故、そう言えるか?
例えば、スーパーとそこに商品を納める各メーカーを考えてみましょう。
昨年末に消費税は増税されましたが、例えばこの時、「企業努力でお値段据え置きにしてくれ」とスーパー側に言われた場合、メーカーは果たして、この要請を断れるか、という事です。
断れませんよね、実際。
そして、まだあります。
つまり、自分の会社の社員が仕事をすると、普通にお金が掛かりますが、これを、自分の会社の社員をリストラして、仕事を外注に回すと、外注費は消費税に参入出来るので、消費税と人件費、ダブルで節税出来るのです。
そして、人をたくさん雇っているのも、大量にリストラしているのも、外注に回す仕事がたくさんあるのも、大企業です。
消費税は、大企業を儲けさせ、中小企業を苦しめる、悪魔の税制なのです。
そして、消費税は、働く人みんなの、給与を下げる事、たくさんの人の首が切られる事で、確実に不幸にします。
今回はここまでです。
それでは。