今回ご紹介する方法は、叩かないたたき染めの方法です。

 

 

ハンマーで叩くと、音はうるさいし、たくさん叩いたはずなのに、あんまり染まってなかったり…びっくり

 

 

この方法なら、しっかり、きれいに、葉っぱの形が染まります。藍の葉だけでなく、ハーブや庭の草花でも気軽にできるので、ぜひ挑戦してみてください。

 

 

このブログではセリアの手提げ袋を叩き染めしました。動画もわかりやすいと思いますのでぜひご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  藍の葉はなぜ青く染まるのか

 

 

タデ科の植物の藍は、葉の部分に「インジカン」を含んでいます。「インジカン」は無色で、空気にふれると酸化して「インジコ」に変化し青色になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  藍の葉のたたき染め

 

 

タデ藍

 

7月から8月は、藍の葉を叩いて染める「たたき染め」をするのに最適な季節です。

9月に入ると花が咲き始めるので、この時期の新鮮な藍の葉を収穫してたたき染めを行います。

 

葉が新鮮であることが染料効果に影響するので、なるべく若く柔らかい葉を選びましょう。

 

 

①葉を叩くことによって、葉の成分と一緒に青色の原料となる化学物質「インジカン」が布につきます。

②空気にふれると、だんだんと緑色が青色に変化していきます。

 

 

 

 

 

 

バックを染めた場合は、そのまま洗わず、空気にふれることによって緑色が青色に変化していく様子を見てみましょう。

 

 

 

 

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  藍の葉のたたき染め・こすり染め:準備

 

  • 藍の葉
  • ハンカチやバックなど(綿や麻、生成りやシルクなどが染まりやすいです。)
  • クリアファイル
  • 透明テープ
  • 瓶(こするのに使います。)
  • 新聞紙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  染まりやすい生地とは

 

綿や麻、生成りやシルクなどの自然素材のものが染まりやすいです。アクリルなどが入っている合成繊維は、入っている分量が多いほど染まりにくいです。あと生地が厚いのもたたき染めの場合、染まりにくかったです。葉っぱの形や色をはっきりと着色させるために、デニム生地のトートバッグはかなりこすりました。

 

 

 

 

合成繊維のものでも、シースルーのような透け感のある薄手の生地はいい感じに葉っぱの形がつきました。

 

 

 

 

 

 

 

このセリアの手提げは染めやすかったです。今回はこの手提げをたたき染めします。

 

 

 

 

 

 

 

  藍の葉のたたき染め・こすり染め:手順

 

 

 

藍の葉の収穫

丸葉藍

 

 

葉が新鮮であることが染料効果に影響します。その日の収穫したものを使いましょう。

 

なるべく若く柔らかい葉を選びましょう。

 

葉っぱの裏側にアブラムシなどがついている場合もあるので収穫したものを水洗いして、バケツにひたしておくといいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  セリアの手提げ袋を叩き染め!

 

①葉の表面を布地に向けて葉っぱを置きます。

 

 

 

 

 

②葉っぱの配置が決まったら、透明テープを貼っていきます。葉がテープで全部おおわれるように貼っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

③透明テープを貼った上に、クリアファイルを敷いてこすります。(そのままだと厚みがあるので、私はクリアファイルをカッターでカットして使いました。)

 

 

 

 

 

 

④しっかりと形が出るときれいなので、葉の先端やふちの部分(輪郭)は特に念入りにこすりしましょう。

力のかかりやすさが瓶の先端と底の部分で違うので、やりやすい方でやってみてください。

つぶした葉っぱから出てきた液で布が染まるので、テープのなかで葉が十分に砕けるまでこすります。

 

 

 

 

透明テープの中で、じゅうぶん葉が砕けています。

 

 

 

 

 

 

 

⑤染まり具合を均一になるようにこすります。いい感じになってきたら、そっと透明テープをはがして確認してみましょう。

 

 

 

 

 

 

30分ほど時間をおいたら、透明テープをはがします。

 

 

 

 

 

 

⑦石鹼で水洗いします。染めたばかりの時は緑色ですが空気にふれて酸化していくと、だんだんと青色に変化していきます。ゴシゴシもみ洗いをすると色が薄くなってしまうので、少量の石鹸を表面につけたら、葉の残りかすを取るような感じでさっと水洗いしましょう。

 

 

 

今回は手提げ袋なので、洗わずに完成です。

空気にふれながら段々と青色に染まっていく様子を楽しみます。

 

 

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  厚手のトートバッグを染めるときの注意点

 

 

・厚手になるほど染まりずらくなるので、生地にのりがついている場合など染める前に1度洗濯してアイロンがけしておくのをおすすめします。

 

・葉が乾燥して水分がなくなってくると、いくら叩いたりこすったりしても色が少ししか出ないので、乾燥に注意しましょう。

 

 

 

 

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  たたき染めのコツ

 

ハンマーを使ってたたき染めをする場合、ハンマーの平らな部分で叩く以外に、角を立てて小刻みに叩いたりこすったりもしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  いろいろやってみて

 

 

ハンカチくらいなら透明テープで貼りつけずに、クリアファイルにはさむだけでいいかな…と思いやってみましたが、クリアファイルの中で葉っぱがずれないように気を付けたりとやりずらかったです。

洗う時もごっそりとハンカチに葉っぱがついていて、すすぎに時間がかかりました。

透明テープで貼りつけている場合は、葉っぱはテープの方にくっついてはがれるので、洗う時にはわずかな残りかすを洗い流す程度でらくちんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  夏休みの自由研究に最適

 

今回はこすり染めを楽しみました。

こすり染めはハーブや木の葉、さまざまな草花で楽しむことができます。

 

 

思った色ではなかった時のおどろきや、匂いも楽しむことができていいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また布に染めるだけでなく、カットした障子紙でもできます。

 

障子紙の上にいろいろな草花をならべます。その上にまた障子紙をのせます。それらをクリアファイルにはさんでビンでこすって染めるのも手軽で楽しく、草花の名前も書きこむことができるので自由研究にぴったりです。

 

 

色の濃い朝顔は特におすすめです。

 

 

 

いろいろな草花を染めてみたら本のように紐でとじたり、クリアホルダー入れたり、

 

 

 

 

 

バインダーにはさんでもいいですね。

 

 

 

 

 

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