突如として発表されたポータブルPAシステム YAMAHA STAGEPAS 100シリーズ・・・。同軸コンプレッションドライバーを採用し、2wayバイアンプ、そしてFIRフィルタによるクロスオーバ、極めつけはバッテリィ内蔵モデルが用意されている、との事で速攻で注文を入れました。
ポータブルPAシステム YAMAHA STAGEPAS 100BTR
公式サイト
とにかく、同軸コンプレッションドライバーの採用が素晴らしい。音質も驚きの良さで久しぶりに良いなと思えるスピーカに出会えた
このサイズでパワードの同軸コンプレッションドライバーは極めて珍しいかと思います。
筆者は元々オーディオ屋で勤務していた為、このTANNOYのモニタシリーズに似ている同軸はそもそも大好きです。ソフトドームツイータでの同軸では再生できない音がそこにはあります。
前面ネットを外した状態
内部。入力の段階からADしているSTAGEPASシリーズの系譜を引き継いでいる。iOSアプリのSTAGEPASコントローラとは接続できない(2023/6現在)
※STAGEPAS 1k mkIIはiOSからDSPにアクセス出来、ミキシングだけでなくEQもコントロールできる
近年、気になるのはコネクタにノイトリックを採用しているのか?だがSTAGEPAS 100は採用されていた。小型デジタルミキサ YAMAHA DM3はノイトリックを採用しておらず、モデルによって材料費のコントロールを行っているようだ
専用ケースBAG-STP100。これも素晴らしい仕上がり
傾斜角度参考1
傾斜角度参考2
傾斜角度参考3
Smaart結果。FIRクロスオーバの為、各ユニットの位相のつながりがリニアである
内蔵EQのLo、Hiのフルカット&ブースト結果
とにかく音が素晴らしく、音量も最大120dB SPLで遮音性能計測時の騒音源として最適な気がしました・・・(業務では行いませんが)。Bluetooth入力は内部のミキサ部はバイパスし、EQ前段に直接インサートされます。その為、Bluetoothの出力音量=パワーアンプへの入力となり、すなわちSPLと等価となります。従って、予期せぬ爆音に注意ですが、スマホアプリからピンクノイズを出し、遠隔で音量コントロールが可能な騒音源とする事が可能です。