突然の悲報 | 『鈴太のノート』慶應通信を卒業した日記(経済学部編)

『鈴太のノート』慶應通信を卒業した日記(経済学部編)

慶應通信経済学部 68期秋組
2014年10月学士入学 2017年3月卒業(在籍期間2年半)

金曜日の勤務中、

同じ会社に勤める妹から内線がかかってきました。


「あ、お兄ちゃん。お母さんから電話あって、

 高円寺のおばさん亡くなったって。」


な・・・。


突然のことに一瞬固まりました・・・。


「仕事終わって、帰ったらまた連絡する。」


それだけを返事して、電話を切りました。



私には高円寺に親戚がおりまして、

おじさんとおばさんの二人暮らしでした。


そして、私が現役学生中、

いつもお世話になっていたのです。


サークル仲間と新宿やお茶の水で夜遅くまで飲んでは

下宿先までの終電を逃し、そのたびに終電で

高円寺のおじさん、おばさんの家に転がり込んだものでした。


「あら、〇〇ちゃん。いらっしゃい。^^」

「ああ、よく来たね。どうぞ、上がって上がって^^」


夜中、酔っ払いの突然の訪問にも関わらず、

いつも笑顔で迎えてくれて、


「お腹空いてない?シャワー浴びるかしら?」

「布団ひいておいたからすぐにでも寝れるからね」


そして、翌日には二日酔いの為、

昼過ぎまで寝かせてもらって、

その後昼過ぎにお茶を飲みながら

世間話などをして過ごさせて貰っていました。



大学卒業後、東京に行く用事がほとんどなく、

おじさん、おばさんには会わない期間が続きました。


そして、一昨年、

その高円寺のおじさんが亡くなりました。


私が東京に進学する際、

おじさんからは1日中一緒に

下宿先を探してもらった思い出があります。


日もすっかり暮れ、

夜になってようやく下宿先が決まった時、

一緒になって喜んだ時の表情が今でも忘れられません。


そのおじさんが亡くなった後、

おばさんは高円寺で一人暮らしをしていました。


ですが、おじさんが亡くなる前から白血病を患っており、

一時は入院生活も送っていたのです。


ここ最近、おばさんの容態は良く、

亡くなる前日も町内の会合に出席してたり、

親戚との電話でも

「最近、体調良いんだよね^^」

と話をされていたようでした。


しかし、先日の木曜日、

おばさんは自宅の介護ベッドの横で

独り亡くなっていたそうです。


体調が急変して横になろうとしていた最中だったのか、

あるいは、薬を取りに行こうとしたり、

また、救急の電話をかけようと

ベッドから降りようとしていた最中だったのかは分かりません。


翌日、倒れていたおばさんを

ヘルパーさんが発見したとのことでした。


私が慶應通信に入学した後、

一度だけおばさんの家に泊まりに行ったことがありました。


「また大学入ったの?○○ちゃん、勉強好きだもんね^^」


いや、違うんです・・・。


勉強好きじゃなかったから、

20年前は全然勉強しないで卒業しちゃったんです・・・。


だから、今度こそは


「うん。『今回は』一生懸命勉強して卒業しました^^」


って言いたかったんです。


おばさん、亡くなるの早すぎですよ・・・。


頑張って勉強したけど、

卒業、間に合いませんでした・・・。



月曜日と火曜日は会社を休んで、

通夜と葬式に出席してきます。


その為、今日は先ほどまで

月曜日分の最低限の仕事を片付けるべく

休日出勤してきました。


1人、パソコンを打ってても、

涙が止まりませんでした・・・。



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