開明知事・市長会見抄録

            中田宏横浜市長 7月15日(水)定例会見より

【全国知事会と首長連合の今後の関わりについて】

記者:橋下知事が一昨日、「地方分権が争点化されたことで、首長連合の一定の役割を終えただろう。
   今までが一番大事な時期であって、今後、1~3週間経ったら、もはやもう首長連合の意義はなくなっているかもしれない」というようなことを言っていました。それについてはいかがですか。

市長:今後どうするかということについては、また意見交換をしますが、私も基本的認識としては、あ
   る程度、そうだと思います。既存の枠組ではない中で、こうして問題を提起してきたことによって、既存の枠組や既存のものに対して「あなたたちは、もう、意味をなくしているのではないか」ということを突きつけるわけですから、そうなると当然ですが、「自分たち(知事会など)は何のためにあるのか」ということを問い直すことになります。ですから、そのことでもちろん、一定の役割を果たしたとは思っています。

【政党支持・政策支持について】

記者:それは首長連合の中で、例えば、市長が支持する政党と橋下知事が支持する政党が違ってくる場
   合もあり得るということですか。

市長:それはありません。ただ、政策の支持はしますが、政党は支持しませんと申し上げているわけで
   す。

記者:そうすると、どのような採点をされるか分かりませんが、例えば、何点、何点というような採点
   だけして、それで終わりということには恐らくならないだろう、それではいけないだろうという、橋下さんが残されたニュアンスを、我々はどう受け止めたら良いのでしょうか。

市長:彼は最初から政党支持で、それで、「応援する、する」と言っていますが、私はそれは無理だろ
   うと散々申し上げてきて、その結果として、政策支持ということで、2週間前の土曜日に合意しました。ですから、政党を支持して、自民党なら自民党、民主党なら民主党ということで、丸ごと応援することは絶対あり得ないと言えます。ただ、政策について、先ほどから何度も申し上げている、分権その他という、この国の構造を問うべくものについて、私たちとしては見解を出していくことになるでしょうし、その上で、応援というのは色々な応援がありますから、その応援の仕方は、それぞれの判断になるのではないでしょうか。

【東国原知事と首長連合】

記者:宮崎県の東国原知事が、自民党から出馬されないような形になりつつあります。これは首長連合
   として、そうした事態になれば、古賀さんが辞意を表明されていることもあって、もう一度、東国原さんに声をかけるという事態になるのでしょうか。 

市長:これも2週間前の土曜日に、橋下さんも「それはない」ということを明言し、そこは私たちも既
   に合意しているところです。

記者:自民党から出馬されないことが決まっても、ですか。

市長:そうです。聞かれてそう答えています。

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