ホロスコープの自転と公転の動き
占星術の基礎知識はとてもたくさんのことを覚えなくてはなりませんが、
今日はハウスと惑星とサインの動きをおさらいしたいと思います。
時間の経過と共にどんな動きをするのか、ホロスコープを見てみましょう。
ハウスは時計回り
チャートの右回りの事をプライマリー・モーションと呼びます。
プライマリー・モーションというのは、一日の太陽の動きと同じ方向の動きのことで、チャートに向かった場合、時計回りとなります。これは地球が自転している事に付随している動きです。
A:2024年7月1日5:00 明け方太陽は地平線から昇る
ASC♋15’13 ☉♋09‘30
B:2024年7月1日12:00 お昼太陽が一番高い所
ASC♋♎11’58 ☉♋09‘46
C:2024年7月1日19:00 夜太陽は地平線に沈む
ASC♑11’00 ☉♋10‘03
D:2024年7月2日00:00 翌日夜中太陽は一番低い所
ASC♈23’12 ☉♋15‘10
*A~Dは一日の動きです。ASC位置も太陽の位置も右回り(時計回り)に動いていることがわかります。時間がたつにつれハウスは右周りに移動しています。
サインと惑星は反時計回り
チャートの左回りの事をセカンダリー・モーションと言います。
セカンダリー・モーションというのは、季節の推移に従った惑星の動きのことで反時計りです。これは地球が公転していることに付随する動きです。
A:2024年7月1日5:00 明け方太陽は地平線から昇る
ASC♋15’13 ☉♋09‘30 ☽♉04’39
E:2024年7月2日5:00 明け方太陽は地平線から昇る
ASC♋16’03 ☉♋10‘27 ☽♉18’34
*Aから丸1日たったチャートがBになります。ASC,太陽、月の度数が左周り(反時計回り)に動いていることがわかります。
時間がたつにつれサインと惑星は左周りに移動しています。
この自転と公転の動きが螺旋状に重なって時間が経過して行くことがわかります。
ご自分でもチャートを動かして確認してみてくださいね。