ゆるめるセラピスト くぼたひろこが

お届けする「体や心のリフレッシュケア」

 


「もう死にたいわぁ!」

「はよ(早く)迎えにきてほしいわぁ!!」

デイサービスで、それまで普通に過ごしていた

のですが、突然表情が険しくなり、叫び出すEさん。

 

認知症が進んできているEさん。

自分でも忘れっぽくなっていること、今までと

何かが違ってきていることを何かしら感じ取って

いる様子。

 

「今日は、○時に送ってくれるんやろ?」

「家に帰れるんやろ?」

 

何度も尋ねられます。何度も確認していることを

本人も自覚しているんです。

そしていう言葉が・・・

 

「わかってるんやけど、不安で不安で・・・」

「何かしらんけど心配になるんや」

 

叫び出した後、少し落ち着いた時に話をすると

「じっとしてると、色々嫌なことを考えてしまうんや」

「頭の中で悪いことがいっぱい浮かんでくるんや」

 

元々やんちゃ気質?のEさんですが、認知症や

足の具合の悪さにより、家族に迷惑がかかっている

ことはわかっていたんです。

そして、迷惑をかけてるから家族に見捨てられるのでは・・・

とネガティブ思考の嵐が頭の中で荒れ狂っていることを

教えてくれました。

一人でボーっとしていると、こんな風にネガティブなことが

浮かんできて、その嵐に思考が巻き込まれてしまうんですね。

 

ボーっとしているようでも過去の嫌なこと、未来の心配と

ネガティブな思いが自然と浮かんでくる

これって以前ブログに書いたDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)の

活動なんですよね。

 

でも、話す人がそばにいる、声をかけてくれる人がそばにいる

それだけでも、まだ何も(ネガティブなことは)起こっていない

「今ここ」に意識が戻ってこれるんです。

 

認知症進行の予防の一つが、この「人と会話する」ことなんだと

改めて感じた瞬間でした。