延べ5万人の体をみてきた理学療法士が語る「体も心も痛くない!ごきげん介護」のくぼたです。
今回は、介護する人の「知っておくと楽になるからだの使い方」その3
~介助する時、重心(体の体重の中心位置)を低くする~ についてお伝えします。
突然ですが、体の(体重の)中心位置=重心ってどこだと思いますか?
体の各部分の重さの差などもありますが、ざっくり言うと体の中心位置は骨盤内(おへその少し下辺り)にあるそうです。
この体の中心位置が、高いより低い方が安定性が増し、足腰への負担が軽減されやすいのです。
高齢者を椅子から車椅子などへ介助で移動する時、足が不安定な方には抱えて介助することがあります。その時の腰の高さのこと等です。立ったそのままの姿勢で介助するのか、少し膝を曲げ腰を落として介助するかで違いが出てきます。私は、背が低いですが更に腰を落として、足を広げてガッツリ取り組んで介助しています(笑)。あ!腰を落とした姿勢と腰を曲げて前かがみになる姿勢は違いますからね。
例えば、力士の取り組みの姿勢。膝や股関節を曲げて、腰を落とした姿勢ですよね。もし、力士が膝を曲げず、腰も落とさない直立の姿勢で取り組んだらどうなると思いますか?
張り手一発ですぐ倒れてしまいそうですよね。
腰を落とす=重心の位置を低くくする そうすることで、体のブレが少なくなり、安定した動作が行いやすいのです。腰を落とさず、反った状態で介助すると腰痛の原因になるので、気をつけてくださいね。
次回は、介護する人の「知っておくと楽になるからだの使い方」その4
~介助する時、体はねじらない~についてお伝えしますね。

