※ネタバレご注意!

















吉川線があれだけはっきりと出ていたとなると、被害者の久瀬未絋は、殺害される際には、付け爪をしていたのだろう。






遺体となって発見された時に、その付け爪がなかった理由は、先にも記したように犯人の庄堂唯佳がアリバイ工作の為、久瀬未絋の格好をしてまだ生きていたと目撃者をつくる為、あの喫茶店に行くのに、外したと考えていたが、このゴスロリファッションであれば、園子が言うように爪は黒か白っぽく付け爪をする事が通常であれば、犯人の庄堂唯佳もそれ位、用意はしていたはずだ。






それなのに、違和感がでるリスクを冒して付け爪を外したのは、そこに犯人の証拠があったと考えられる。




背後より、首を絞められ、紐や縄を外そうと首をひっかくと同時に、相手(犯人)の手首をつかもうとしたら……





その長い付け爪が犯人の手首に付けている時計をひっかいたら……





その付け爪に犯人の時計のバンドの痕跡が残る




その付け爪を調べれば、その痕跡から犯人が割り出せ、決定的な証拠となる




だから、付け爪をとって、自分の時計も外した




久瀬未絋として喫茶店に行った庄堂唯佳は、時計を外しているので、眼鏡も外している為、時間の確認の仕様がない




自分の携帯で時間を確認すると、久瀬未絋とは違う携帯の為、携帯は出せない




だから、店員に直接聞いた







アリバイの完璧な庄堂唯佳は、解放して欲しいと話した後、『もう時間も…』と一度、左手首の時計を見ている





しかし、そこには時計がなく、改めて、携帯の時計を見ながら『時間ですし…』と話している




ここからもいつもは、時計をしている習慣が伺える




つまり、緊急的に腕時計を外した証拠である




となると、付け爪を外した件も合致する





庄堂唯佳も、本当は付け爪を用意していたのだろう




しかし、上記理由で外した





もし、庄堂唯佳が既に殺害時、久瀬未絋と同じ付け爪を付けていたとすると…






自分の付け爪も外した可能性がある




被害者、更に自分も付け爪を外したとなると、外した後、付けていた痕跡を消す必要がある




それには、徐光液か何かが必要だろう!




そうか!




その自分の爪の痕跡を消すて作業をあのトイレットペーパーのカバーの上でやったのか?




手を上に置きある程度固定してトイレットペーパーに徐光液を湿らせ痕跡を消した




その際、わずかでもトイレットペーパーのカバーに徐光液で湿らせたトイレットペーパーが付着したら、変に一部だけきれいになってしまう




だから、トイレットペーパーのカバーの上を全て徐光液で湿らせたトイレットペーパーで拭きとった




それで、妙にきれいになった







こう考えると全てが合致してくる




でも、こういう事は女性でないとなかなか分からないですね




今回は少し苦労しました







それでは、また!