Hollyです
私は、日本の結婚制度が、
書類上の性別に関係なく利用できる制度 となることを求めます。
Holly
いよいよ今日です。
同性婚人権救済申立。
昨日は
”明日申立て”
というタイミングで
中国新聞朝刊で
記事にして頂きました。
詳しくは、こちら↓
そしてここでは、
実際に広島から
申立人として立ち上がった方の
陳述書を
ご本人の了承を得て
全文公開致します。
以下陳述書です↓↓↓
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陳述書
日本弁護士連合会 御中
私は戸籍上の性別が女性で、現在
女性パートナーとお付き合いをしています。
バイセクシャルの私は恋愛において
性別を意識したことがなく、
女性も男性も同じように好きになります。
私にとってパートナーとは、
同性異性関係なく
くつろぎたい時に戻る場所
です。
女性と付き合っている現時点は、
便利で楽しいことがたくさんあります。
遊びや旅行に行くと、
観光と関係ない小物や洋服の店に入り、
綺麗なものや可愛いものを見つけて
2人で盛り上がることができます。
大衆浴場や温泉に
一緒に入ることができますし、
メイク道具や洋服を共用することも
できます。
一方で、
人前で手をつなげない、
人を選ばなければ
パートナーだと紹介できない
など、
不便で悲しいことも確かにあります。
そのように、時々の我慢はありますが、
2人でいることにより、
フォローすることができて来ました。
けれど
付き合いが長くなり
二人の将来を考える機会が増えた今、
毎日の幸せを積み重ねているだけでは
解決できないこと を、
きちんと見つめ直さなければならない
と思っています。
私は彼女に、
言うことを避けていることがあります。
一つには、
私と付き合っていても、
あなたが昔から望んでいたような
幸せは手に入らないかもしれないよ。
あなたは若いし可愛いし、
結婚ができる他の人を探した方が
良いかもしれないよ、
ということです。
そしてもう一つは、
私はあなたより12歳年上だから、
私の方がきっと先に死ぬよ。
その時一人になったあなたがとても心配だ、
ということです。
彼女は一途なので、
きっと、他のパートナーを
探すことはないでしょう。
それが何となくわかるので、
私は今、手が届く限りいっぱいいっぱいに
私の交流関係を増やし、
私がいなくなった後に彼女を
助けてくれる人を増やそうとしています。
彼女は、
私と一緒に住み、
二人で仕事をし、
子どもがいて、
死ぬまで添い遂げる、
という普通の女の子が夢見るような
将来を想像しています。
私はそれが可能かどうか調べてみて、
結局、今の法律のままでは
厳しいことを知りました。
それはつまり、
両性とも好きになる自分と格闘してきた私は、
好きな人と一緒になるために
お互いの家族と戦い、
一緒になった後は
社会と戦い、
死ぬ時には
法と戦わなければならない
ということです。
そしてこれは、
同性をパートナーに選ぶ、
全ての人々の現状である
と思います。
相手が同性であるだけで、なぜ
こんなにも戦わなければならないのでしょうか。
私にとって結婚とは、
積み重ねた幸せが成就した結果
です。また、
社会と向き合うためのチームを作る、その第一歩
です。
一生涯関わってくる、
最適なチームメートを選ぶのに、
なぜ 性別 が関係するのか
私にはわかりません。
この人が一番だ
と選んだ相手と生きるために、
今のままでは、
生まれ育った国を捨てなければならない。
そのことを納得できる理由が、どうしても見つかりません。
好きな人と一緒にいるために
国を捨てざるを得なかった人々。
本当に好きだからこそ、
相手と別れる決断をした人。
今現在、
相手のことを考えて
どうしようか悩み迷い、
将来の心配をしている人。
そして未来のそんな人々のために、
私はここに申し立てます。
私たちに、 婚姻 という選択肢も与えてください。
選ぶ権利 と 選ばない権利 を、
機会の平等
を与えてください。
自分が誰の何者であるかを、 国から保証してもらえる権利
を与えてください。
本当に好きな人と生きて行けるという希望を、
この先生まれて来る誰でもが持てる社会
を与えてください。
書類上の性別に関係なく利用できる制度 となることを求めます。
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以上です。
最後まで
読んで下さり
ありがとうございます。
今日は奇しくも、
七夕の日。
申立人の願いが
届きますように…。
Holly