今回ご紹介する作品は!
「たけくらべ」

主人公はみどりちゃん!

美登利びっくりマーク


おてんばで美人でカリスマ性があって作中圧倒的な存在感を発揮しています!!

(上に大人気の花魁である姉がいます。)


美登利ちゃんはまだ14才気づき


主人公美登利ちゃんの登場は第3章から!!




そんな美登利が

密かに想ひを寄せる人は

龍華寺(りゅうげじ)の僧侶の息子である信如くん(しんにょ)

ゆくゆくは僧侶になる身。


美登利ちゃんと信如くんは同じ育英舎という学校に通っているのですが、春の運動会にて信如くんはつまづいて転んでしまい羽織を汚してしまいます。


そこで美登利ちゃんが

「これで拭いちゃいなよ(⁎˃ᴗ˂)۶飛び出すハート

と愛しの信如くんにハンカチを差し出します。

キタ━(゚∀゚)━!


と・ろ・ろ・が、

それを見ていたクラスの男子ドモが二人を冷やかします!

(σ゚∀゚)σひゅー (σ゚∀゚)σヒュー(σ゚∀゚)σHyu-


昔も男子は同じですな(ΦωΦ)💧



それ以降信如くんは美登利ちゃんを避けるようになってしまいます  (-_-)ウーム




 可愛らしい名シーンココクローバー

美登利

ねぇねぇ、信さん、あそこに綺麗な花が咲てるんだけど、私じゃ届かないの。信さん背高いんだから取ってよ 

ねえねえ (* ˊᵕˋㅅ)



学校帰りに綺麗な花を見つけた美登利ちゃん。

私のためにお花を取って頂戴と信さんにおねだり!!

もちろん美登利ちゃんの先回りをしてのアピール作戦!ですが


あざと可愛いイイ

屈指の胸キュンシーンです飛び出すハート



信如くんはめっちゃ塩対応なんですけど!!

(#゚Д゚)ゴルァ!!


→これを機に美登利ちゃんもむくれてしまいます。

青春ってめんどっΣ(・ω・ノ)ノ




ハイライトシーンはココ気づき

有名な下駄の鼻緒の切れる場面

親に頼まれて雨の降る中お使いに出た信如くん。

途中で下駄の鼻緒が切れてしまいます。

でもその場所がまさかの美登利ちゃんの家の前ハッ


視聴者の皆様!お待たせしました!

( 」゚Д゚)」来ましたよ!


まだ相手が誰だかわからず、助けに出てくる美登利ちゃん   ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つガッテン!



ところが、まさかの信如くんだったので、

「ヤっっバっ!ヾ(゚д゚;)」と、

とっさに隠れてしまいます。|д・) ソォーッ…



信如くんも美登利ちゃんに気付きますが、恥ずかしくてこちらも見て見ぬふり💦

おまけにぶきっちょなのでもたもたしてしまいます (ノ"°꒫°)ノ"万事休すや


見かねた美登利ちゃんは代えの鼻緒用の布キレを信如くんの所にぽいっとなげ出して撤収ダッシュ

           ≡(/゚Д゚)/


めちゃめちゃ

青春!!

してないですか!?

щ(゚Д゚щ) 

ぜひ読んでアオハル浸って下さいませ。




まだまだ素敵なシーンはあります気づき

切ないシーンはココ(>_<)



「厭や厭や、大人になるは厭なこと」


美登利ちゃんも姉のようにいずれは花魁になることは決まっています。



初々しき大嶋田結ひ 綿のように絞りばなしふさふさとかけて、

鼈甲のさし込、ふさつきの花かんざしひらめかし、

何時よりは極彩色のただ京人形をみるように思われて・・



大嶋田に結い、もうすぐ自分も花柳界に足を踏み入れる時期が近づいてきたことを悟った美登利ちゃん。

今までのように友達と活発に遊ぶのをやめてしまい、部屋に引きこもってひとり思い悩み塞ぎ込んでしまいます。


物語終盤のこの切ないシーンはとても胸を締め付けられるシーンですが、

楽しかった子供時代の思い出やこれからの自分の運命など繊細で不安定な14才の少女の複雑な心境が凝縮された屈指の名場面となっています。





そして物語終盤

何ゆゑとなく懐かしき思ひにて・・

静かで清らかな余韻を残して物語は幕を閉じます




この作品を通して

わたくし

黄色の水仙の花が好きになりました

ことをお伝え致します気づき



ぜひ「たけくらべ」御一読下さいませ









うずまき実際の場所うずまき


たけくらべの舞台を訪ねてみよう音符

千束神社の夏祭り祭


本作「たけくらべ」舞台の吉原の子供たちは2つの派閥に分かれている!


①横町組→鳶の頭の息子長吉を中心とするグループ


②表町組→正太郎を中心とするグループ。美登利ちゃんはこちらのグループにいます。


この夏祭りのエピソードで名物の喧嘩が勃発し、おてんばで活発な美登利ちゃんを見ることができます気づき


祭

打つや鼓のしらべルンルン

花火一年一度の賑ひぞかし、花火


夏祭りの始まりからテンションの上がるテンポある描写が続きますびっくりマーク

この描写こそが!作者樋口一葉の十八番

何時の時代も祭りは熱いですね!


物語に登場する千束神社の夏祭りは8月20日!

※現在は5月第4土、日曜日


こちらが現在の千束神社です音符


 

台東区竜泉2-19-3


作者樋口一葉女史にも出会えますよラブラブ

作者樋口一葉胸像



こちらも本作スポットルンルン

 太郎稲荷神社⛩


美登利ちゃんがお姉さんのために

毎朝願掛けに詣でる神社です気づき


第6章に出てきます

姉さんの繁昌するようにと 

わたしが願をかけに行かなくては気がすみません。

台東区入谷2-19-1



そして!

信如くんちのお寺はこちら

龍華寺のモデル大音寺

本作の冒頭でいきなり大音寺の門前が出てきます。

それに被せて信如くん宅「龍華寺」のモデルともなっているようです。

ちなみに、松尾芭蕉の弟子の俳句にも詠まれた由緒ある寺院だそうですよ!

台東区竜泉1-21-17




「たけくらべ」の時代設定は明治26年辺り

現在のように便利なものはなくても、子供たちは毎日毎日を楽しく生き生きと生きている!
そしていつまでも子供時代は続かない・・・
ちょっと切なくいつまでも心に残る名作です飛び出すハート




ブログタイトル:YUKI「SLITS」より