なんかわかるかも・・・
オンライン英会話の英国出身の先生から面白いことを聞きました。
その先生は、日本に4年程住んでいたそうです。
彼はいじめられていた過去があり、複数の男の子たちから暴力を受けていたことがありました。
彼はそれを父親に相談したのですがあまり良い対応をしてもらえず、自分でなんとかしなければと、その時近所にいたアメリカ出身で日本の武道の先生に弟子入りしていた人のところに通い始めたそうです。
今ならそれでいじめが解決するかはわかりませんが、彼は52歳、彼の子供の頃はそれが一つのいじめを克服する契機になったとのことでした。
彼はその武道にはまり、最高指導者と言われる人の教えを受けたくて来日し、その先生のいる市に住んで、道場に4年間通いました。
同じく道場に通う生徒さんたち(大人)5人から6人を、稽古の後ご飯を食べにきませんか?と自宅に誘い、週3日の稽古の後、彼の家に集まってご飯を食べることが4年間続きました。
彼は日本が大好きなのだが、一つだけ悲しかった経験が、4年も彼の家に集まってご飯を食べていたのに、一度も他の人が、次は自分の家で集まろうと誘ってくれなかったことだと言っていました。
欧米の文化なら次は自分のところへ・・と誘うのが当たり前だそうです。
しかし・・次は自分の家で・・とは言わない日本人の感じを理解できてしまうのです。
まず、彼が言い出して皆を誘うから皆はご飯を食べることに乗ってくるけれど、多分彼がいなかったら集まらないでしょう。
そして、例外もあるかもしれませんが、習い事で知り合う人たちが家を行き来するような濃い関係に彼がいなくてもなるかというと可能性は低いです。
もちろん自分たちの家は遠いとか、他の家族がいるとか、家が狭いとか色々理由はあるのでしょうが、集まる場所があるから誘いがあったら乗ると言うのは大いにあります。
日本人の中にも人を招くのが好き!という方たちもいますが、欧米人に比べて多数派ではない気がします。
私は子供たちが小さい頃、グループで遊んでいた人たちの家で持ち回りでホームパーティをしていました。
食べ物は持ち寄りですが、10人以上の大人と子供が集まると、皆が少し片づけて帰ったとしても、その後の片付けが大変でした。
彼は現在ベトナムに住んでいますが、その集まった仲間の中で今でもメールをしてくるのは、女性だけだと言っていました。
この日本人男性の感じもなんとなくわかってしまいます。