痛いおばさんにはなりたくないと思うのだが

 

若いことが良いことで、おばさんになったらもう女性としてもてはやされることが無くなる(または少なくなる)という傾向がある日本社会では、おばさんであることはあまり良いことではない気がしてしまいます。

 

そもそもおばさんという中年女性を当てはめる言葉があることがいけないと思うんですけれどね。

 

年を重ねて成長してきた自分の方が、若い時の自分勝手な自分よりも好きなんですが、それでも若い子特有の特権があることは認めざるを得ません。

 

私などいたって普通の若い子特権しか経験していませんが、とても美しくてちやほやされてきた人が、それがなくなったことに気付いた時は、どんな気持ちなのだろうと想像します。

 

それでも、年齢とともに、精神が成熟している人は切替えられている印象ですが、美しさや若さに固執して内面を磨かなかった人にとっては、年を取ることは良いことではないかもしれません。

 

そういう意味では美しい人ほど、年を重ねるのが難しいでしょうが、一般人でも上手に年を重ねると言うのは本当に難しいと思います。

 

 

中高一貫校に通う我が子達の学校には、48歳の私より少し年上の女性の先生がいます。

 

彼女は数回離婚していて、50代前半の今でも彼氏がいて放課後学校に迎えに来ることもあるそうです。

 

これだけ聞くとすごい奔放な先生ですが、進路指導、授業には定評があります。

 

ただ、非常にカワイイ服装が好きだそうで、あまりに短いスカートなどは校長先生に注意されたことがあるそうです。

 

保護者が会う時には、それ用の服があるのか、毎回同じ服装をしています。

 

昔は可愛かったのだろうな・・とわかる小さい顔に大きい目、スタイルも良いです。

 

しかし、それは生徒に言わせると

「可愛かったころの自分を引きずって、変われずに痛い感じ」

と、なるそうです。

 

分かります。

若い子から見ると、中年女性のカワイイ服装は正直似合わないのでしょう。

 

その反面、何度か結婚して別れているということは、我慢をせず好きなように生きているわけで、そして自立している女性で、私のような専業主婦からすると、ある意味羨ましい自由奔放さです。

 

 

もう一人同じ年代の女性の先生がいます。

 

この先生は、生徒から非常に高評価です。

 

「お洒落だけれど、若作りしていなくて、しかも育ちが良さそう」

と、娘が言っていたので、私はそういう外見になりたい!と思いました。

 

私の年齢で、若い子に高評価される外見と言うのは、とても難しいです。

 

流行に偏りすぎると上品にはならないし、だからといって定番を品よく着こなすにはある程度のおしゃれ力が要ります。

 

以前に行った病院の受付の方が、20年以上前に流行っていた前髪の半分は巻いて下におろし、上半分は上に巻き上げるスタイル(これは若い子には分からないでしょう)をしていて、内心びっくりしました。

 

私はこの方以外、最近見たことがありません。

 

 

外見に関しては、自分が良ければ人が何と言おうが良いとも思うのですが、その反面、年齢を重ねるにつれ、内面も外見も共に変化していくのが私の理想です。

 

若い時の自分と比べると、外見上は失ったものが多いという思想ではなく、今の年齢で出来る最大限を引き出す努力をしていきたいと思います。

 

その方が、自分に自信を持てるし、自分の最大限に挑戦する分にはいくらでも努力をするネタはあります。