不動産セールスパーソンは不要となるか? | 宅地建物取引士・不動産コンサルティング~林道場~

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「業界にAIの風が吹く」なんてマスコミで騒がれたのは今から1年ほど前の話です。


ソニー不動産とヤフーが組んで、個人間売買の仲介情報サイト「おうちダイレクト」を立ち上げた頃に話題になりました。


売り希望者のマンション価格査定をAIが行い、ネットで消費者が簡単に情報を収集できる。


仲介業務はソニー不動産が行うというシステムらしいです。


完全に個人間売買をネットで紹介するだけなら、「宅建業」には該当しないため、宅建業の免許は不要だと思われますが、それだとたぶんトラブルが多く発生するでしょうね。


だから、「おうちダイレクト」では、一応プロの不動産業者であるソニー不動産が仲介業務を行うことになっているのだと思います。


ただ、今のところ、こういった「不動産テック」で成功している事例はあまり聞きません。


「IT活用のため、コストを抑えることができるため、仲介手数料を安くすることができる」という点が一番の「売り」だと思われますが、それだけだとインパクトが弱いでしょうね。


「不動産テック」が不動産仲介のシェアを今後伸ばしていくことは充分に考えられますが、一定のラインを超えることはないと考えます。


「売り」と「買い」との間には、「セールス」が必要になる場面が非常に多いからです。


この「セールス」というのはとてもクリエイティブなもので、これを人間以外に代替させるのは難しいと思います。


だから、どれだけ業界にAIの風が吹いても、営業マン(営業マンだと、女性が入らないことになってしまうので、タイトルは「セールスパーソン」にしました)が不要となることは無いと断言できます。


 

 

 

 

ただし、単なる「案内マシーン」みたいな営業マンの仕事はどんどん減ってくることが予想されます。


不動産営業マンも、スキルの高い人しか生き残れない世の中がすぐそこまで来ている気がします。

 

 

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