ご訪問頂きありがとうございます。
がんサバイバーのみよちゃんです。

 こちらのページでは、私が甲状腺癌に罹患したことで
たくさんの気づきがあり、自分に向き合うことができたこと
今では、この経験に感謝しているお話を
私自身が振り返りながら、少しずつ書いています。

是非前回の投稿からお読み下さい。
 

 
 25年程前、誰もが手軽に携帯電話を
持つことが普通になり始めたころ

仕事で携帯電話の販売を
担当したことがあった。

その頃1台販売すると
2~3万のバックがあり
なかなか楽しい仕事だった。


私は携帯電話を販売していた割には
アナログ人間で

操作には疎く
あまり活用する方ではない。

世の中は本当に便利になったな。
 

 指でタッチするだけで
知りたいことは何でも調べられる。

がん告知を受けてから
携帯は握りっぱなしだった。

甲状腺がんについて
放射線治療について
抗がん剤について

時間さえあれば検索していた。
検索して出てきた情報は全て読んだ。

私はこれまで知らなくていいことなんて
ないと思っていた。


私に関わる事は
何でも知っていたいと思っていた。


この頃はまだイメージの世界を知らなかっのだ。
意識が現実を創り出す事を。

知らなかったらイメージしようがないのだが

全てを知っていたいから調べる。
知ってしまったらイメージする。
イメージしたらそれを引き寄せる。

検索しまくって
私が得たものは不安だけ

ドラマ好きの私だから
この手のイメージはお手のものだった。

でも調べずにいられないのが
人間なのかもしれない。

不安を消したかったのに
かえって強くしてしまった。

ポジティブ思考を使えていたら
こんな経験はなかったんだろうな。



 
 鹿児島大学病院を再診する日が来た。

「先生、検査してみたら甲状腺がんでした」
と告げると

先生の表情はわかっていた様子だった。

甲状腺がんの患者さんが慢性老症候群だと思い

先生のもとを訪れる方が多いのかもしれないな。

「何か心配する事はありますか?」と
先生に聞かれる。

さすが心療内科の先生チュー
ナイスな質問ドキドキ
 
「手術が怖いです」と答えるとショボーン

image
 
鹿児島県の医師会名簿らしき本を
ペラペラとめくって

「大丈夫!経験をたくさん積んだ先生だから
安心して受けるといいよ。」

先生のその言葉で
不安が消えたような感覚になった。おねがい

私の病気を甲状腺がんだと推測して
検査をすすめてくれたこと
心を軽くしてくれたこと

先生には感謝しかない。ラブラブラブラブラブラブ
(ありがとうございます)ドキドキ



 私には年子の息子がいる。
手術前々日は次男の成人式。

成人式があるから
手術を延ばしていただいたのだが

疲労感が強くお祝いをしてあげられなかった。

長男の成人式は親戚みんなで集まり
お祝いしたのだけれど…

次男には申し訳なく…

そして息子2人には
病気の事を話しておこうと思った。

「4時間くらいの手術らしい
術後数時間で歩けるし
転移している腫瘍は放射線治療する。
かなり有効だから安心して」と話す。
(内心安心していないのは自分なのだが)

親戚や会社の人には
心配かけるのもなんだからと

病気の事・手術の事
周囲の方々に話すのはやめた。

何より年老いた父と母に心配を
かけたくなかった。
(顕在意識では…)


まぁ手術して
定期的に放射線治療すれば
きっと元通り
元気に仕事をしているだろう。

だからみんなに伝えるのはとりあえずやめた。



 今、こうしてブログを書いていたら
ふと、思い出した物がある。

「ふと」思い出した事が
面白いから書いておく。

「フラメンコの靴」

私は相当な根気と強気の持ち主?なのか?

更年期障害なのか?
慢性疲労症候群なのか?
何が何だか分からない
フラストレーションのまみれの中

脱出したいと
山登りをしたり旅行に行ったり
そして思い出したはフラメンコ
 

 練習用のピラピラのスカートと
(専門用語を忘れた)爆  笑
数万円したレッスン用の靴を
買っていたのだった。

体調に合わせて簡単な
ステップを練習していたのを
思い出した。

今考えると
「シンクロ」していたのだろう。

フラメンコの講師は
甲状腺がんサバイバーで
甲状腺摘出手術を受けていた。

彼女は本場スペインでフラメンコを学び
福岡と鹿児島のスタジオでレッスンしていた。

私が元気なイメージができた
理由の1つかもしれない。

しかし知らぬとはいえ
がんまみれだった体で凄いよね!
登山・旅行・フラメンコ
現状を変えたくて必死だったんだな私。

術後、根性だけの昭和コテコテ女
2度とフラメンコの靴を履くことはなかった。

絶望に飲み込まれた私は
新品同様のフラメンコの靴を捨てたのだった。



            つづく




 

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