がん検診することになって
一瞬思考が迷走したが

風邪をひかない。
インフルエンザにもかからない。

私が癌であるはずがないと
変な自信が出てきたうえに

私は悲劇のヒロインにはなれない。
脇役でしかない思っていた。
(悲劇のヒロインと思う事すら反省なのだが)



 毎年会社の健康診断は受けていた。

毎回結果は「A」

悪いとこないから簡単な検査だけしていた。

1度だけ胃カメラを飲んだことがあっなぁ~

まぁ「A」判定が
病気ではないと思う理由の一つ。



 いよいよ人生初の大掛かりな検査。
もう7年前の話
何の検査したかわすれている。

 血液検査、採血して
エコー検査したよね…首…
他のヶ所もエコーしたかな?
覚えていない。

ただエコーを捜査している技師さん…
首を丁寧にしていたな
(技師さんに失礼だな!どんな時でも丁寧ですよね)

私が緊張していたからか
何か察したからか
技師さんが優しい口調で
世間話をしていたことはよく覚えている。

次はMRI…
やっぱり圧迫感ある。
まぁこの検査も嫌いな人は多いと思う。
音が凄ごすぎる。
 
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そして胃カメラ
麻酔の注射して寝たまま検査。
1時間は寝ていただろうか。
寝ていたので痛みも苦しいもなく終了。

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最後は放射性の注射してCT
(多分これで全部?)

全行程は朝から15時過ぎまでかかった。
「16時に先生からお話がある」とコンセルジュの方

待ち時間の間に病院が用意してくださった
サンドイッチと飲み物を取る。

朝から絶飲絶食だったので
おいしかったはず…
その時まではね

お話をしてくださったのは女医さんだった。

「頸部に腫瘍が見られます。」
「肺にも砂粒ようなものがいくつか…」
「専門の病院を紹介するので明日受診してください。」

コンセルジュさん明日受診する病院を
電話で予約してくれている。

「腫瘍が見られます」が頭の中でこだまする。
先生がいろいろ話をしていたけど
わたしは「ボーッ」としていた。

鹿児島医療センター耳鼻咽喉科と
紹介状に書いてあった。

予約制ではあるが新患は一番最後らしい
でも合間に見てもらえるかもしれないから
朝一番から行くように言われる。
「明日も病院かぁ…」
「また時間かかりそう」
「疲れたなぁ…」




 病院をでて足取り重く車に乗り込む
自宅に向けて車を走らせていると
旦那ちゃんから電話がかかってきた。

「病院どうだった?」
いつもの優しい声

「お父さん…
 私、がんだって…」

通話中の電話がシ~ンとなった。



        つづく





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