ご訪問ありがとうございます。
がんサバイバーのみよちゃんです。
こちらのページでは、私が甲状腺癌に罹患した事で
沢山の気づきがあり、自分に向き合うことができたこと
今では、この経験に感謝しているお話しを
私自身が振り返りながら、少しずつ書いています。
是非! 前回の投稿からお読み下さい。
 


 2014年、年が明けた頃

私の体は、私の思い通りにはならなくなっていた。

自分を誤魔化し誤魔化し、職場に出勤していたが
次第に、強い疲労感に見舞われるようになった。

長年にわたり、頑張り続けていたから
イヤ、ただの年功序列だとは思うけど…
体調を、誤魔化しきれなかったその頃には
私は、管理職となっていた。

幸いにも、私が仕事を休んでも
何ら支障はなくなっていて
それはそれで寂しかった。



 健康だけが取り柄だった私。

毎年、健康診断は受けていたので
体調がすぐれない理由は思いつかず
年齢的にも「更年期障害?」と自己診断。
婦人科を受診してみた。

癌検診を含め、検査をしたものの
異常はなく、漢方薬で様子を見るこ事になった。



 数ヶ月、自宅でゆっくり静養していても
私の疲労感は、なかなか回復しなかった。

次は、毎年健康診断を受けていた内科を受診。
血液検査などをしてもらったが、異常は見当たらず

やはりそのまま様子を見るように
産業医の先生にも言われる。



 帰り際先生に
「先生?首にコリコリがあるように思うのですが…。」
と、気になっいた事を質問すると
先生は首を触診して下さり
「大丈夫だよ」と一言…。

先生がそう言うなら、そうなんだよな。
何も疑いもせず、私は帰宅した。



 仕事を、長期に渡り休職して
「私、怠けてる?」
「それとも、ストレスの蓄積だろうか?」
「このまま何もしないで、ゆっくりしていていいの?」

真面目さが、自分を追い詰めていく

「 何か楽しい事していたら
この疲労感も回復するんじゃない?」
「楽しい事?」
「楽しい事って何?」

あの頃も脳みその独り言は炸裂していた

仕事が趣味だった私は
自分の中に「好き」が見つからなかった。
 
 

 毎日、家でゴロゴロしていた。
テレビもつけっぱなし
ダラダラ見ていた。

その頃、何気に見ていたテレビから
やたらと「山ガール」なる紹介番組が
放送されていて

「今、女性が山登りするのが流行っているいるのかぁ」
「それは、楽しいのだろうか?」

そう思った瞬間……
私の部屋は、山登りグッズが一式揃っていた。
山登りがきっかけで、この生活から少しでも早く
抜け出るならと、思っての行動だった。


 山登り経験のある知人にお願いして
初心者コースからトライしてみる。
 
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自然に触れる事で、心は晴れてきたようにも感じた。
もともと、緑は好きだったのだろう。
頂上から見る景色も、なかなかいい…。



 3回目の山登りは、片道3時間。
(ベテランなら片道1時間半(笑)) チュー

今考えると、私って凄い!? びっくり
首に、十数個の腫瘍をくっつけて山を登るって! ガーン

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更年期障害だと思ってい込んでいるから
登れたのだろうかはてなマーク

そもそも、自分を追い込むのが好きだったんだ
心の学びをしたから
今なら自分のことがよく分かるあせるあせる



 頂上に登りきると
みんなで下界を眺める。
 
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きれいな景色を見ながら
純度の高い空気を思いっきり吸いこむ。
 
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みんなはシートを広げ
ぎゅうぎゅうに締め上げた、登山靴を脱いで
コーヒー入れたり、おにぎり食べたり

私は、頂上では登山靴を脱がない。
もちろん靴紐を締めあげているから
足はキツイしパンパン

人間の心情としては、脱ぎたくなるリラックスタイム。

そのタイミングで登山靴を脱いで、足を開放していたら
コーヒーもおにぎりも
より美味しく感じていただろうな。

でも、私は下山するまで靴紐を緩めなかった。



 山を下りて
「さあ!家に帰るよ」と車に乗り込むその時が
私が、登山靴を脱ぐタイミング。
そこで初めて靴紐を緩め、靴を履き替える。

その開放感が、たまらなくたまらなく好きだった(笑) ラブ
もしかしたら、頂上から見るきれいな景色より
好きだったかもしれない。 チュー

やり切った後に開放する。
沢山我慢して気持ち良さ倍増はてなマーク
私はちょっと危ないやつ…(笑) 笑い泣き


 ブログを書きながら、思い出した登山靴への感情。
私は、究極 M子ちゃん ウインク
筋金入りドM!爆  笑

 こんな追い込みが癖が病気に拍車をかけたんだろうな…。


つづく

 

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