本日は羽根への、ちょっとこだわりについて。


私がフェザーワンドを作る羽根はなるべくありのまま利用するようにしています。

あ!誤解の無いように書きますが、もちろん洗います。

形状的な意味です。


羽根はもちろん天然物です。


特にキジの尾羽根は長いですから、大きく曲ったり部分的に千切れている羽根も少なくありません。

七面鳥の羽根は正面から見ると分かりにくいのですが、真横から見ると反ってます。


それを熱と圧を利用して真っ直ぐする方法もあるようですが、なるべく使いたくない。


というのも熱を使うと、乾燥してカサカサしてしまう気がするのです。

手にした時からカサカサしているものは仕方ない部分はあるのですが。。(汗)


それでも私の手に来た時からは、なるべく傷めないような手順で作りたい。

羽根にも個性があってイイと思うので、できるだけ活かしてあげたい。


熱を使って真っ直ぐにすると見栄えも良いし、中心が見つけやすいので作りやすくもなります。

でも、それってどの羽根も同じに見えてしまって勿体ない。


そして、コレは試してないのでアレですが、たぶん、そのうち元に戻る気がしています。


髪の毛の様にヘアアイロンで真っ直ぐにしてもスタイリング剤を使わないで時間が経つと元に戻るように。。。


特に日本は時期によって、湿気が凄くあったり暑くなったり寒くなったり空気が乾燥したり、部屋の環境も四季によって大きく変化するので、羽根が元から曲がった形状ならば、たぶん戻っちゃう気がします。


なので私が羽根にすることは、優しく洗って、軽く重しを乗せて元の形状に戻る手助けをするくらい。


これは例ですが、



素材は同じ日本キジの尾羽根です。

左の羽根はピンッっと素直に真っ直ぐ。
でも、右の羽根は手にした時から千切れもあり、センターテールは時間をかけてもピンと真っ直ぐにはなリませんでした。なので無理矢理真っ直ぐにせず、炎の揺らぎをイメージして作るようにしてみたのです。
出来上がったら何だか愛着が湧きました。
一般的に綺麗な出来ばえは左の方だと思います。シュッとしてカッコいい。
でも右の方も先端は揃ってなくて不格好かもしれないけどフワッと大きく柔らかい雰囲気になりましたから、これはこれで良かったと思います。



どれでも同じ量産品でも美しく安く沢山手に入る時代。

人も物も左右対称で均等の取れた物が美しく、それが一番イイと勘違いしてしまいそうになります。

それも、もちろん美しいのですが、そのために個性を殺して全部同じにするのは、なんか違う。

曲がったりウネッたりしていても、それも羽根の個性として受け入れ活かすように制作したいなと考えるのです。

人も石も羽も『みんな違って、みんないい』


何だか熱く書いてしまいました。
お恥ずかしいダッシュ