こんにちはニコニコ







先日、下駄を履いた発見について書き、

下駄生活を始めることにしたワタクシですが、

そもそも

この選択をする前提となる経験がある

ので、その話を先に書こうと思います。








タイトルをつけるなら








“先人から學ぶ
カラダのこと”








ですおねがい











まず、質問です。









なにかカラダの衰えを感じたとき

もしくは、高齢になった両親を見て

それを単に「もう歳だから…」

と考えていませんか?










今日は、高齢になった方々への

自分が抱くざっくりしたイメージを

覆す話にもなるのでは?と思いますウインク


ワタクシ自身がそうでした笑。









普段ワタクシは、グループホームという介護施設で

働いている介護福祉士でもあります









今回詳しくは書きませんが

介護施設はさまざまな形態があります。


名称が異なるだけでなく、

それぞれの施設ごとに目的が違いますので

入居条件も違います。










そしてこれまで、

それらの異なった形態の介護施設や

介護サービスに従事してきた先輩方に

いろいろなことを教えてもらいました。








今の職場に、

特別養護老人ホームや有料老人ホーム、

そしてグループホームなどの介護現場で、

20年以上働いてきた現在60代半ばの先輩が

います。








ある日の雑談で、その先輩から

とても興味深いことを教えてもらいました。








今から10~20年前に、

90歳前後から100歳近い年齢だった

入居者様たちの話です。

つまり、今生きていれば100歳越えになります。









参考までに、

2023年現在で100歳の方は、

1923年 大正12年生まれ になります。




先輩が話された年代の方々は



1923年 大正12年生まれ  (現在100歳)

1913年 大正2年生まれ  (現在110歳)



くらい、もしくはそれ以上の世代の方々です。








この方々は、どんな時代に

生きてこられたのでしょう?








とても分かりやすいまとめがありました。




1913年(2023年現在、110歳)生まれの年表











※引用元 年齢早見表.net






もはや、日本の歴史を生きてきた方々

と言える世代ですよね。








先輩が言われたのは、

「青春時代に戦争を経験された方々はまったく違う」

という話でした。









1923年 大正12年生まれ  (現在100歳)

~開戦から終戦まで、18歳~22歳

1913年 大正2年生まれ  (現在110歳)

~開戦から終戦まで、28歳~32歳





になりますが、








先輩が話してくれた、
この世代の方々が大きく異なることの内容は
排泄についてでした。







あの世代の方々は、まず
ほんとに、ほとんど漏らさない。
「自分のことは自分でやる」
という精神がしみついてる。

根性が違う



と言うのです。







ワタクシ自身、自分が出逢えてきた入居者様を
振り返ってもこの話はとても納得できました。







幸運にもびっくりマーク 今年、111歳になられる、
下町育ちのしっかりしたおばあさんまで
いらっしゃるからですおねがい







少なくとも、これまで出逢えた現在95歳以上の方々に共通して感じることは、男性でも女性でも、






とにかく力が半端ないびっくりびっくりマーク






のです。








先に、
介護施設はそれぞれ目的が違う と書きましたが
自立支援への考え方もそれぞれです。
同じ形態だとしても施設によって考えは違うので
対応も変わります。






それまでどうにか
手すりをつたい歩くことができても
足腰が弱くなったことで転倒リスクが上がると
椅子から車椅子生活に切り替えてもらったり、
手引き歩行になったり、
トイレまでそのまま車椅子でお連れしたり、
利用者様によって、その対応は変わります。






車椅子生活に変わったとき、
車椅子の使い方が分からず自走できない
もしくは、
車椅子から降り方が分からず、
自分で立ってトイレに行くことはできなくても、







この世代の方々に多く見られたのは
尿意がしっかりあることです。






「早くトイレに連れてって!」と訴え、
例えばトイレが空いておらず
「パットにしても大丈夫よ」と言っても

そのまま “漏らす” ということが出来ず、
あくまでもトイレでの排泄を希望されます。
※寝たきりになってしまうとまた話は変わります。




そして、言い方を変えれば
トイレに辿り着くまで長く持ちこたえることが
できるのです。



排泄を長く持ちこたえられる身体 のです。







戦争時代に
まだ小さい子供だったか?
青春時代だったか?
もしくは、まったく経験していないか?

その世代によって、身体と精神がまったく違うと
その先輩は言われていました。







自分たちの世代と比べれば、
いろいろと違うであろうことは想像できますが
この世代の10~20年の違いまでは、
介護現場に入るまで
考えたこともありませんでした。






実際に、今の施設で
今年100歳になったおじいさんがいます。





認知症ですが、「戦争時代、陸軍にいた」と
話してくれるこのおじいさんも、
やはり絶対に漏らしませんびっくり



リハビリパンツ&パットにも出さず、
車椅子生活ですが、伝い歩きは可能なので
夜間は自室でポータブルトイレを利用されます。






しかし、この世代の方々は
男性も女性もなにか特別なことをして
身体を鍛えていたのでしょうか?









少なくとも、今のわたしが
イマ100歳を越える方々と同じように
100歳を迎えられるか?






このままの生活習慣を続けていたら
どう考えてもそれはない汗うさぎ
ということをまざまざと実感しています。


それに、若いうちから“ 尿漏れ ”  で悩む人は、
この世代においては、現在と比較しても
きっと圧倒的少数だったのでは?と思います。







そして、“下駄” に話が戻るわけですが笑、


この日頃の介護現場での経験から考えるに、
ワタクシは、昔の戦前の日本人は、


生活の中で自然に心身ともに鍛えられていた

と考えています。







それには様々な要因があるはずですが、
現在に至るこの時間のなかで、多くの人々が
単に社会のなかでの生活環境や物が便利になって
変わった……というだけでなく
もっと小さな、すごく密接な生活習慣の中
そのヒントがあると思うのです。






そして、
自分が “下駄” を履いて歩いた ときに、
下駄生活も、“自然に心身ともに鍛えられた”
要因の一つでは?  と、思えたんですおねがい







言い方を変えると、
介護現場で知った100歳近くの入居者様たちや
下駄で歩いて感じたことを通して
【歩けること】【歩き方】の大切さ
について、大いに考えるキッカケになりましたおねがい







そして、調べてみるとまた下駄の丸屋さんで
こんな記事を見つけられました飛び出すハート








ワタクシは、この “履き物" と“排泄に関わる機能” 
との関係  は、大いにあると思えるのですウインク







つまり、なんとなく自分が抱いている、
御年寄の方のイメージで
「歳だから…」
となにかを思い込むのは早計で、
戦前から生きている日本人の
生活習慣による身体の違いは確実にあるし、
先人から學べること はきっと大いにあるんですよね。







明日は、実際に
“下駄”で歩いて感じたこと
続きを書きたいと思います。






それでは今日も良い1日を音譜

Have a Nice dayラブラブ