代替療法について | ホリスティック~自然治癒力を癒しの原点に置く

代替療法について

代替療法について(Complementary & Alternative Medicine)


最近日本でも、代替療法と言う言葉が聞かれるようになりました。代替療法とは何なのか?耳慣れない言葉でとまどっておられる方が沢山いるのではないかと思います。

これまで我々の先人達が行ってきた様々な自然療法で、ガンをはじめとした重篤な疾患を癒しそれにより生活の質(QOL)を改善し、時には完全治癒をもたらしてきた事が知られています。

しかし、現代の医学ではこうした過去の重要な遺産を見過ごしてきたきらいが有ります。あまりにも長期間にわたり、我々の関心は新しいものばかりに片寄りすぎていたのです。

これまでの、近代技術の粋と先人たちの残してくれた数々の効果的な治療法とを組み合わせて、治癒率のアップを計ろうというのが代替療法と言えると思います。

いまこうした代替療法とこれまで行われてきた、通常療法とを統合した統合医学ホリスティック医学の考え方が提唱されています。

統合医学、ホリスティック医学

通常療法
対症療法
・癌の摘出療法
・放射線療法
・抗ガン剤療法
・重粒子線療法

代替療法
・非西洋医学
中国、インド医学等
・マッサージ、気功、磁気等
・心身療法、健康増進法
・イメージ療法
・薬草、健康食品、健康器具等
・アロマテラピー、エネルギー的なもの
・その他多彩なものが含まれます。





<日本国内の代替療法の現状>
1.国内におけるガン治療の現状と代替療法

ガン術後における5年生存率の推移

  1970~1975年 1992~1997年
胃ガン 45% 73%
結腸ガン(女性) 42% 75%
乳ガン 65% 75%
肺ガン(男性) 14% 34%

西洋医学の進歩と代替医療によって国内のガン5年生存率は確実に向上しており、不治の病から慢性病として捉えられるようになってきました。
代替療法は具体的には、漢方-気功-食事療法-心理療法-民間療法等に分けられます。これらの代替療法と一般的なガンと共生のための戦略をまとめると次のようになります。

代替療法の考え方

  救急 急性感染症 早期ガン 進行ガン 予防・健康増進
西洋医学 ○ ○ ○ △ △
中国医学 × △ △ △ ○
心身療法など × △ × △ ○

○:適している  △:有効  ×:あまり適していない

2.代替医療に関するアンケート調査結果
四国ガンセンターが実施した入院ガン患者192名に付いての調査結果(1999年1月実施)

代替医療を始めた理由(複数回答可)

何かに良いのではと考えて 58%
進行抑制 42%
治癒 31%
治癒に役立つと思って 14%


効果はあったか

あると答えた人 15%
分からないと答えた人 83%
無いと答えた人 2%


代替医療を主治医に伝えたか


告げていない 59%
告げたが医師が無関心 26%
その他 15%

代替医療については患者の側と医師の間にずれがあるといわれています。医師は完全に病気を治すための責任のもてるはっきりした治療を目指す傾向にあり、そのために患者の身体が時としてぼろぼろになってしまうような抗ガン剤治療が行われる場合があります。

患者側は出来れば身体を痛めない優しい治療で生活の質(QOL)を向上させる医療を求めることが多く、今後は患者の方で自分で医療を選択できるような体制の確立が重要になってくると思われます。

 →ガン治療の最前線

<アメリカにおける代替療法>
既に、アメリカでは1975年に「アメリカ上院議会栄養問題特別委員会」が結成され、1977年には「現代病は食源病」という「マクガバンレポート」(全5000ページ)が発表されました。1992年にはアメリカ国立衛生研究所に「代替療法部」が設立され、また1997年に9つの州で代替医療法が認可されて以来、代替・統合療法医師に治療を求める患者が急増し、すでに国民の70%以上が「一度は代替療法にかかったことがある」というデータがでています。


<代替医療についての参考資料>
代替療法について調べたいと思われる方のために参考になると思われる資料をご紹介しておきます。

癌のための代替療法
-37人の医師の証言- W.ジョン・ダイアモンド医学博士
W.リー・カウデン医学博士
バートン・ゴールドバーグ
訳:園田亜紀、東山明憲

ガンと闘う医師のゲルソン療法―自らのガンを克服した精神科医が選んだ究極の栄養療法 星野仁彦






著者: 帯津 良一
タイトル: ガンを治す大事典―治療法のすべてがわかる本 最新医学療法から漢方療法、心理療法、代替(民間)療法まで



著者: 和田 努
タイトル: がんを治す内視鏡の名医大事典―最新科学と熟達の技で早期発見・治療の374人



著者: 帯津 良一
タイトル: 私たちがガンを治した体験談集―『ガンを治す大事典』姉妹篇

日本の医療機関ではまだまだこういった代替医療について積極的に説明をしてくれる医療関係者は少ない状態です、それにはいろいろな要因が有ると言われています。

医療関係者自体が代替医療について詳しい知識が少なく責任を持った説明をすることが出来ないこと、代替療法的な治療法はどちらかと言うと医学的な裏付けが少なく、経験又は患者の実践による体験的なものしか無いこと、治癒に至った体系的な調査がされていないこと等が有ります。

現在でも患者自身が自ら民間療法その他の代替療法を自己流で行っていると言わざるをいないのが実状です。