つぎにやってきたのは 千本釈迦堂 大報恩寺さま

釘抜地蔵さまから歩いて7~8分のはずが
道に迷って15分ぐらいかかってしまいました。


ご本尊の釈迦如来座像は年4回(1月、2月、8月、12月)の
御開帳のときにしか見ることができません



京都市内最古の木造建築  国宝の本堂



本堂の柱には応仁の乱の時代についた
刀と槍のキズが残っている






おかめ伝説おかめさん福笑い
本堂を建てるとき大工の棟梁である高次が、重要な柱の1本の寸法を
間違って短く切リ落としてしまい、苦悩しているときに妻のおかめが
「すべての柱を短く切ってその上に斗栱(ますぐみ)で補えばどうか…」
と助言し、窮地を救う。

しかし「女の知恵で棟梁が大仕事を成し得たと言われては夫の恥」と
上棟式を待たずして、おかめは自ら命を絶ってしまったのです。

高次は、亡きおかめの名にちなんだ福面を扇御幣につけて飾り、
妻の冥福と大堂の無事完成、永久を祈ったといわれています。


また、後に長い戦乱の時代に多くの神社仏閣が焼失した時にも、
大報恩寺だけが災難を免れ、創建当時のまま残った事から、
“災難厄除”“招福祈願”を祈る土木・建築業者の参拝や、
おかめの徳にあやかって“縁結び”“夫婦円満”“子授け”を祈願する
女性の参拝が続いているそうです。



おかめの供養塔




霊宝殿には重要文化財の十代弟子像や六観音像、千手観音像などが展示されています


おわり