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彼女たちがブレイクするきっかけを作った番組が『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系・毎週水曜19時~)だ。
今年の春以降、同番組などでの珍回答が話題を呼び、“バカカワイイ”と人気が急上昇。
その結果、各局のバラエティー番組に欠かせない存在になり、“おバカ”キャラは、芸人、グラビアアイドルなどに匹敵するタレントのジャンルとして定着しつつある。
「おバカさん=愛すべき人、という印象になってきた」(『クイズ!ヘキサゴンII』の神原孝プロデューサー)。
『クイズ!ヘキサゴンII』は、“おバカ”人気効果もあって、今年後半からは視聴率18%以上を獲得することが増えた。
今年になって突然爆発したように見える“おバカ”キャラブームだが、もともと、どの時代でもアイドルや芸人の中には“おバカ”と呼ばれるタレントは存在していた。
こうしたタレントの常識のなさやトンチンカンな発言がバラエティー番組で取り上げられることが多かったのも事実。
最近の例では鈴木紗理奈、若槻千夏などがこれに当てはまり、彼女たちも、そのおバカなキャラが人気の要素の一つだった。
また、2000年からスタートしたバラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の抜き打ちテスト企画では、よゐこの濱口優がバカキャラを確立したのも記憶に新しい。
アイドルの辻希美も同様にテストで最下位の成績を残し“バカ女”の称号を与えられた。
『めちゃ×2イケてるッ!』が発信した一連のおバカ企画が「バカ=面白い」というポジティブなイメージを視聴者に与え、そのブームが少しずつ広がり始めていた。
そして、これが一気に爆発したのが、今年の“おバカ”ブームの背景といえそうだ。
ブームのきっかけを作ったのはハロー・プロジェクト所属の里田まいだ。カントリー娘。や、フットサルチームで活躍していた彼女が、『クイズ!ヘキサゴンII』に初登場したのが2006年7月12日。
予選ペーパーテストで毎回最下位を記録し、「日本語の敬語を大きく3つに分けると、丁寧語、尊敬語と何?」という質問に「国語!」と答えるなど、常識を超えた“おバカ”ぶりで司会の島田紳助に「久々に来た本格派です」と言わしめた。
その面白さはやがて各局のバラエティー番組への出演を増やし、お茶の間にも浸透。その発言を集めた本まで出版された。
プロデューサーの神原氏も「ヘキサゴンがブレイクしたのはやはり、里田という存在が大きい」と語る。
里田が天然の愛されるべきキャラクター、言い換えれば、バカであることに後ろ向きにならないポジティブさを示してくれたおかげで、スザンヌなど後発組が登場する土壌を作っていった。
「アナウンスクイズ(注)も里田がいなかったら成立しなかった企画です。彼女が迷わずとにかく大きな声で読むということをやってくれたから、こういうふうにやればいいんだっていうことをみんなに説明できるようになった」(神原氏)。
そして、2007年2月21日に木下優樹菜が初登場、
さらに遅れて5月にスザンヌが登場し、
現在のおバカ界3大女性アイドルがそろった。
ここからブームは一気に加速。この面白さに目をつけた紳助のプロデュースで、3人はユニットを結成し、9月にはCDデビューを果たす。
最近では月に20本前後の番組に出演する人気者に成長した。