女性アイドルグループ「モーニング娘。」が結成10年を迎え、24日にベストアルバムを発売した。
テレビのオーディション番組から誕生し、メンバーの入れ替わりを繰り返して続いてきた。
メンバーにとっての「モーニング娘。」とは何か。
元メンバーと現役の3人に聞いた。
これまでのシングルの総売り上げは1100万枚を超え、すべてベスト10入りしてきた。
「LOVEマシーン」などのミリオンセラーを経て、「国民的アイドル」とも呼ばれる存在になったが、メンバーにはその意識がないという。
「私は、アイドルとは思っていない。『モーニング娘。』というカテゴリーとみている」。
1期生のリーダー、中澤裕子はそう話す。
97年にオーディション番組の落選組が集まってデビューした。
プロデュースしたつんく♂に言われたコンセプトが、「喫茶店のモーニングセットのようなお手頃感、お得感、親近感」だった。
「一般人に近い存在」という意図は、後に加わるメンバーが受け継いでいる。
4期生の石川梨華は歌もダンスも苦手だったにもかかわらず、「楽しくやりたい」とオーディションを受けた。
5期生で現リーダーの高橋愛は、ジャージー姿でダンスの練習をする先輩メンバーを見て「華やかなところしか見ていなかったので、びっくりしたけどうれしかった」と振り返る。
メンバーは「卒業」と称して脱退し、次々と加入していく新人と恒常的に入れ替わっていくのが特徴だ。
中澤は自分で卒業を決めた。
デビュー当時、すでに24歳だった。
「30歳の時に何をするかを考えた」。
石川はスタッフに打診された。
「自分のいないモー娘に寂しい気持ちがあったんですよ。でも、このグループにいた喜びもあります」。
モーニング娘。を「友達と家族の両面を持ったメンバーたちとの、不思議な学校みたいなところ」と例える。
モーニング娘。で得たものを、高橋は「家庭より長くメンバーといるので、相手が何を考えているか自然と分かるようになった」と話す。
恋愛や結婚について聞いたところ、中澤が「その質問にはお答えできません」。
「アイドル」の模範解答で締めくくった。
