世間では東大生が取り上げられることが多いですが、主に在学中の方が多いと思います。


彼らは卒業後どうなるのかご存知でしょうか?


官僚、大企業、外資系等、すごい会社に勤めるというイメージがあると思いますが、実際はどうでしょうか?


私自身を含め、私の実際の友人のリアルを数件紹介したいと思います。


高校の教師になったZさんのケースを紹介します。


東大で教員免許を取りたければ、1年生のうちから特定の授業を受ける必要があります。この授業は2年生以降でも履修できなくはありませんが、おすすめはしません。


なぜなら、メインの授業が本郷キャンパスで行われていても、その授業のためだけに駒場キャンパスに行かなければならなくなります。東大生はこれを“コマバック”と呼びます。


Zさんの場合、計画的に履修を組んでいて、コマバックはせずに卒業できました。


就活はどうだったかというと、教員採用試験をあちこちで受けていたそうです。


東大生はたくさん内定が出るなんて話がありますが、現実はそんなことなく、なかなか内定は出ません。


そして都内のとある高校で、1つだけ内定を貰い、そこで先生になりました。


Zさんが新卒の時に給料事情を聞いたことがありました。基本給20万円程度で、残業代は限りがあるのでサービス残業が多いとのことです。


また、教員は業務内容が年齢を重ねてもさほど変わらないため、昇給もあまりしないとのことでした。


官僚や大企業といった東大生のイメージとは違う生き方をしているZさんですが、今も生徒たちと楽しくストレスフリーで過ごしているそうです。