「福家警部補の追及」 大倉崇裕 | holic-comic

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艶がについていろいろ。
基本、翔太くん推しです。

面白かった~・・・。
この本もまた年末ぐらいから借りては(読めずに)返し、また借りては返しを繰り返して、ようやく読めた。
こうやって粘って借り続ける本(迷惑ですやんね・・・)を読了したときは大概思うけど、
読んでよかった・・・。

今回は中編くらいの長さやったのもよかった。
山の話はまったく共感できない犯人、犬の話は逆に同情したくなる犯人からの出だしやったけど、ここまで深く書き込まれると読んでるうちにまた違った印象を持つ。

作中の人物に自分を重ねて読むわけではないのに、その行動を細かく書かれるせいか、妙に移入しちゃうんだよな。

あとは、モブ的存在の「証言するだけのその他のキャラ」が福家警部補と絡むとその後の人生がちょっと変わっていく様子なのも、いい。
そこここでちっさいドラマが生まれております。

あと、福家警部補まさかの犬ね。
何でもできる人やのに犬が苦手っていうのも面白かったわ。
福家警部補の主観が語られないというのがこのシリーズの特徴って二作目の解説で書かれていたけど、それやのに福家警部補が可愛らしくも見えてくるからすごい。

一度くらい福家警部補が負けるところを見てみたいけれど、それはあれか。シリーズの終わりを意味するんかな。笑


退路を断つってことは、強要するのと同じなのだとか。
なるほど、そうかもしれない。
ほんで、今年の私のこの苦しい情況は、退路を断たれた上での話なんかな? と、一瞬思って、いやいや、私自身が選んだことなんだよね。

そう思うほうが、少しでも前に進めるやろ。

著者は山にも詳しい様子。
山関係の小説もいくつか書いてはるね。なんかし、他タイトルも徐々にせめていこう。
とりあえず「オチケン」を再読するところから始めようかな。


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■ゴルフレンジ


■トラバース

登山用語。山の斜面,がれ場や岩壁などで,直登・直降を避けて横切って進むこと。微妙なバランスが必要で,とくにテラス(岩棚)のない岩壁などでは危険。


■披瀝

[名](スル)心の中を包み隠さずに打ち明けること。


■鞍部

山の尾根のくぼんだ所。


■代紋

やくざの一家を表す紋章。


(2017.03.18)