書評!? | (改題)PD/PTSD/心臓病自称ビジネスアーティストがなんとか生きていくブログ

書評!?

さて、ノジこと野尻くんの本を読んで感じたこと。

うーん、僕らの次世代のチーマーだけに煮てる、いや似てるなと。
彼は本の中で、チーマー初代世代のように書いてはいたが
実際は、彼が登場する5年前から、チーマーは存在した。
ただ、まったく注目されず、おとなしい存在であった。
彼らが出てきたころは、まさにブーム到来だった。

僕は、彼の5年上で、ベンチャー世代的には
ソフマップ鈴木氏、アスキー西氏、インプレス塚本氏
元マイクロソフト成毛氏等、彼らの下で参謀的に動いていた世代だ。

読み終わって、感じたこと。

「今時でもこういう熱いヤツいるんだな・・・」

でした。
僕も、学校を卒業後、バブルがはじけやがって
内定先が吹っ飛んで、内定取り消しくらったのが3月。
おいおいどうすんだよ? ってな感じで・・・
でも、学生時代から、今は無き月刊ウインドウズマガジンで
プロライターデビューしてたから

んだば、フリーで食っていきゃいいさ。
で、起業したる!

と、野尻くんよろしく、徹底的に自己PRチラシと手紙を創って
自分がオモシロイと思う、あらゆる出版社、編集部、編集長宛に
送りまくり、電話かけまくり、メールしまくりで
無理矢理会ってもらうを繰り返した。

吹っ飛んだ内定先も、実は新卒募集なんてしてなくて
「俺取らないと会社にとって大打撃ですよ」ってな具合で
売り込んだ。で、専務等に気に入られて、採用になった。

こういう特攻精神は、チーマー特有なのかな(苦笑)。

ただ、彼は絶対に両親に感謝すべき。
明大中野に入ってなければ
たぶん今の彼は無いだろう。

あの、おぼっちゃま不良学校に(笑)入ったおかげで
別世界を体感でき
そして、セレブを体感し
芸能人やら、財界人やらと人脈も創れた。

まあ、東京23区に住んでて、
東京23区の学校に行ってれば
だれかしら、そういうのは居るだけで
我が中学も、香坂みゆきやら、腐ったみかん加藤やら
いろいろいたし
高校も先輩は、加藤ときこ、吉永さゆり等目白押し。小森のおばちゃまも。

って、話がそれまくったが

ああいう、「絶対に諦めない情熱」「信じ続ける強さ」は

起業してからは、絶対に必要だと思う。
無ければ創ればいいし
ダメなら、行けばいい。

手紙でダメなら、電話。電話でダメなら直接会う。

そういうバイタリティというか、
そういう行動を取れてしまえたから、
今の野尻君はあるのだと思った。

そういう僕も、とにかく行動。
考えてる暇があったら、動くタイプだ。

起業を目指してる皆さんは、
それぞれの経営スタンスはあると思うが
起業してから、存続させるには

「不可能を可能にする」
「自分を信じ続ける」
「目標を絶対に諦めない」
「どんな手を使っても(違法行為はダメよ)やる!」

が必要不可欠だと思う。

そんなことが、彼らしい言葉と表現で書かれていたと思う。

そして、仲間を大切にする彼の経営者としての
人となりも、よく書かれていたと思う。

彼のやり方がすべてではないが
今の冷めた若者、わかり切ったような顔をしている若者には
いい薬になると思う。

言うはやすし、行うは難し

というわけだ。

あっという間に読み終わったのは
彼の文章表現が良かったのか
編集者のスキルが高かったのか(笑)
定かではないが
非常に楽しく読ませてもらった。

これを読んで刺激を受けて
どんどん夢を目標をどん欲に達成してくれる若者が増えてくれることを願う。

って、僕もまだまだ37歳。若いやつにはって言葉は使いたくないけどね。
負けませんよ!