「上京ものがたり」のストーリーを簡単に説明しましょう。西原さんが、上京して、男の人とであって一緒に暮し始めて、水商売をすることになって、漫画でお金を稼ぐようになるまでを描いたもの。「東京で一人暮らしをしておる全ての女の子たちに読んでもらいたい」と帯にあるように、この作品は、上京した経験のある女の子にとったら、ある意味バイブルだと思う。上京したてに少なからず感じる、東京に対する憧れと現実がここにぎゅっと詰まっている

 

かく言う私も大学入学から東京に住む上京組。この本を読んで、あのど~にも垢抜けない田舎っぺの私が東京の荒波にもまれたあの頃を思い出した。ちょっぴりすっぱい思いを感じたり、赤面したり、少しは大人になったな~と思ったり。そして、最後には「よっしゃ~!明日からまたがんばるか~!」と思った。そんな、元気をくれる漫画です。


「上京ものがたり」の姉妹編「女の子ものがたり」。西原さんが小学校の低学年の頃(だと思う)転校し、その引越し先で新しくできた友達と彼らを巡る人々を描いたもの。女の子って本当にねちねち、どろどろ、意味もなく意地悪で、なんかヤな感じ。あの、何ともいえない居心地の悪い時期って女の子共通のもの(わたしだけじゃなかった)らしい、ということを確信しただけでもこの本を読んだ意味はあった。


個人的には、「上京ものがたり」の方が、心に響くものがあった。どちらも未来へ未来へと女の子のベクトルは向かっていて、早く「女の子」から脱皮して「女」になりたい、という切実な思いが込められていながらも、今の私にとったらやっぱり「上京~」の夢やテーマの方がより身近なので親近感が湧く。子どもを産んで、それが女の子だったら、もう一度「女の子~」を読み直したいな♪



「上京ものがたり」「女の子ものがたり」ともに、嬉しいオールカラーです!(blogランキング)