フジテレビで放送していたのでつい見てしまう。見終わった直後、公式サイト に行ったら、みんなが見ているらしく、なかなか開かない。10分後にようやく開いた。
ストーリーは、「結婚を控える幸せな恋人たちであった隆之と陽子に突然降りかかる不幸(失明の病)を恋人として親として、そして当事者として如何に悩み、乗り越えて、人生の次のステップに到達・再生してゆくか」(公式サイト抜粋)を描いた作品。良質な作品で、人間模様を淡々と描く手法が一層強く胸を打ちました。それに、石田ゆり子の演技が自然でいいなあと思った。彼女は演技が上手なので結構好き。そういえば、「九龍で会いましょう」で、河村隆一の演技のヒドさに石田ゆり子の演技のうまさがますます引き立っていたことを思い出すわぁ…。それはさておき、石田ゆり子は「九龍~」よりは「解夏」のように、割と静かなキャラクターがあっている女優さんだと改めて思った。彼女がすごくよかったです。
ところで、この作品には、主に二つのキーワードがあります。それは、タイトルの「解夏」と、主人公に降りかかる失明の病「ベーチェット病」。
前者は、古来、禅宗の修行僧が陰暦4月から7月の雨季の時期のに行っていた内なる修行(「行」に対する捉え方、考え方、接し方の誤りを懺悔)から解き放たれ再び行脚へ旅立つ日のことをいうらしい。
後者は、眼症状(目に炎症がおこり最悪の場合失明する。)、口腔粘膜のアフタ性潰瘍(いわゆる口内炎)、皮膚症状(にきびに似た発疹など)、外陰部潰瘍(皮膚や粘膜に有痛性の潰瘍)の4つの主症状を持つ原因不明の難病。
ふたつとも、この映画に出会うまでは知らなかった言葉。さだまさし、やはりおぬし、只者ではないな…。