みなさん

 

こんにちは。オラ!ASAPJAPです。今日は、、10月3日に起こった歴史的な事柄から、今の状況とを照らし合わせていきたいとと思ったので、シェアします。('ω')

 

みなさん、ドイツにはいかれたことはありますか?

わたしは、ないのですが、メルケルさんが生まれ育った東ドイツには興味があって、

この情勢が落ち着いたら、東ドイツに行ってみたいと思うようになりました。

ドイツ語はできないので、英語なら通じますかね?(*'▽')

 

ベルリンの壁崩壊から、厳密には31年たちました。歴史で学ぶまで、ドイツが分かれていたことがあったと、知らない世代もいるかもしれませんね。('ω')

ドイツといえば、戦前、日本が同盟を組んでいたことがある国であり、戦後は、日本と同じく敗戦国となりました。('ω')

 

敗戦国の当時の運命は、勝利国の統治・支配です。どこの国に統治・支配されるか?

そこで、運命が決まるといっても過言ではありません。

 

東ドイツはソ連に。戦勝国の分割統治として、ソ連、アメリカ、イギリス、フランスが乗り込んできました。

首都ベルリンは、戦勝国の共同管理地域となり、以降、東西対立とともに、1949年に東ドイツ、西ドイツが出来上がりました。ドイツは完全に分断されてしまったということです。

 

「分断」

 

ドイツのメルケルさんが流ちょうなロシア語を話します。

プーチン大統領が唯一、ロシア語で話せるのはメルケルさんだけ。なぜなら、メルケルさんは東ドイツで育ち、ベルリン崩壊まではずっと、東ドイツにいました。一度だけ、西ドイツに許可が下り、渡航したことがあるそうです。

一族は、もともと、メルケルさんの父親が神父さまだったので、特権で西側諸国への海外旅行も行き来できる権利があったようです。

 

実は、1961年の夏までは、東西の行き来は自由だったのに、いきなり、東ドイツ側が

壁を作ったことから、行き来ができなくなりました。

 

なぜ?

 

当時、西ベルリン経由で、東ドイツから西ドイツへの人口流出が止まらなかったそうです。

その数、300万人。

 

これに危機感を抱いたことが契機になっていました。

反ファシズム防壁と呼ばれ、建設されましたが、これは完全なる東西対立を象徴する冷戦時代の真っただ中だった、と言えます。

 

※ファシズムとは:結束主義。ファッショとも呼ばれます。ファッショ=束という意味です。

酷似は、ナチズムと似ている部分、独裁主義。イタリアのムッソリーニが提唱。

ファシズムの代表格、イタリアのムッソリーニ、スペインのフランコ、ドイツのヒトラーなど。

 

このベルリンの崩壊のきっかけになったこと。

それは、人口流出の背景にある国が抱える根本的な問題に気づいたことではないでしょうか。圧制や強制力を強めれば、人は逃げていくということ。

 

1970年代に入ると、東西ドイツは国交が成立。互いに、国家だと認めていく間柄へと成長しました。(*'▽')ここが、大きな流れの1つだと感じます。

 

しかし、世界の気運は、ファッショや独裁、社会主義ではなく、民主化への流れ。

わたしは東ドイツ人ではないので、感覚がリアルではないのですが、自国のアイデンティティが「社会主義国家」だとしたら、民主化の波を受け入れられないでいた、ということも理解できる気がします。

 例えば、日本が敗戦したとき、江戸幕府が終わったとき、鎖国が終わったとき、いろんな時代の転換では、「○○主義」というものや信じていたことが崩壊していき、あたらしくなにかが生まれていく時、そして、それを受け入れていかざるを得ないことととリンクしていると感じます。

 

東欧の民主化の流れを止めることはできず、ついに、東ドイツは、1989年の民主化要求のデモにおいて「旅行の自由」を求めました。このことが、最終的に、ベルリンの壁崩壊になっていきます。

 

当時、移動制限があった東ドイツでは、「ビザ免除旅行証」という許可証を入手しなければなりませんでした。

私的旅行には3種類の区別がありました。

 

第1番目はソ連、ポーランド、チェコスロバキア、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、モンゴル、北朝鮮の8ヵ国への旅行。※社会主義国家ばかり。

第2番目は、年金資格を得る年齢に達した人々の旅行。

第3番目は、その他の年金資格を得る年齢に満たない人々の旅行であり、近親者の冠婚葬祭や病気見舞いなどの際に当局に許可の申請を行うというものでした。

 

 

崩壊から30余年。今、世界経済は下降低迷し、停滞し、先行きが見えない中、二極化が叫ばれています。

身近な二極化現象を日々、わたしも目にしています。

この二極化は、結局のところ「分断」を意味します。

 

あっち側、そっち側と、ベルリンの壁のようにわかりやすい境界線・防壁ではなく、目に見えない境界線がひかれていると感じます。

 

さらに、分断は、「不自由さ」「制限」も起こしていきます。

 

今、移動の制限がある国、都市封鎖が起きている国があります。

日本でも、自主隔離期間と呼ばれるものがあり、多くの国からの渡航者を制限している状態です。

公共交通機関は軒並みすいていて、ほぼ家で仕事をしているわたしも、結構、退屈で、息苦しさを感じることが多くなってきました。('ω')

 

たまに電車に乗れば、車内アナウンスも、会話は極力お控え下さいと流れるようになり、マスク着用のお願いとか、そんなものばかり。('_')

 

歴史を振り返れば、ドイツ民主化の要望のきっかけにもなった「旅行の自由」。

今、だれも気軽に旅行をできない状況になりました。旅行大好きなわたしですが、

旅行って、当たり前のようでいたけれど、「人の文化的な営み」で、「平和の象徴」だということに改めて気づきました。

 

今までの当たり前が変わっていく時に、すこしばかりの不自由さも感じながら、新しい世界へと進んでいくのか(*'▽')

 

二極化・分断の先に、必ずやってくる「統合」があると東西ドイツから学びました。

統合へ向けて、できること、個人から組織規模まで取り組んでいくことがCOVID-19が終息していくカギだと感じました。世界規模での一致団結・協力体制がが求められているとき。

 

本日もお読みいただきましてありがとうございました!

またUpします。アディオ~(=゚ω゚)ノ