みなさん

 

こんにちは。オラ!ASAPJAPです。(*'▽')

さて、今日はちょっと耳にしたことがあると思うのですが、食糧危機とサバクトビバッタの件です。

6月にも農水大臣からも、サバクトビバッタに関しての発言はありました。

結論として、日本には影響はない、というコメントでしたが、うのみにはできないので、客観的なデータからリアルデータを入手。

 

それが、FAOです。

 

FAOって何よ?(*'▽')- Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO)といいます。

 

 

国連食糧農業機関といって、国連の専門機関です。196の加盟国とEUから成り立っていて、イタリアのローマに本部があります。

目的は、世界の人々の栄養と生活水準および農業生産性を向上し、農村に生活する人々の生活条件を改善して、世界経済成長へ寄与することとなっています。

 

日本には、FAOとの連携をはかるために、97年に横浜に駐日事務所が設立されています。

 

では、サバクトビバッタとは?

サバクトビバッタは世界で最も危険な害虫です。食用作物と飼料をエサにして、大群を形成した場合、食糧危機と農村生活に影響を与えることになります。

影響を受ける地域は、アフリカ、中近東、南西アジア。モーリタニアからサハラ、アラビア半島、インド西部に至る約30か国に影響を与えています。

体重約2gと同じ2gを1日に接種します。

 

また、多食性で、葉、芽、花、果実、種子、茎、樹皮を摂取。トウモロコシ、モロコシ、大麦、米、サトウキビ、綿、果樹、野菜、牧草、雑草など、ほぼすべての作物と植物が彼らの食料に含まれています。

さらに、彼らは、3か月ごとに世代交代し、増殖し続けることができます。世代が変わるたびに元の20倍になります。

そのために、農薬で殺さないと、どんどん増えていくということになります。

 

サバクトビバッタの発生レベルは3段階。

 

発生→大発生→蝗害(こうがい)

 

今回は、25年ぶりにソマリア、エチオピアで大発生(第二段階)、75年ぶりにケニア、ウガンダで発生しました。

 

彼らが日本に到達できるか?ということにおいては、ヒマラヤ山脈を越えることができないため、日本への到達はないだろうということと、日本に食料危機が訪れるか?という観点でも、輸入対象国が被害にあっていないので、影響はないということです。

 

一方、南米では「ミナミアメリカバッタ」の大量発生が確認され、ブラジルはパラグアイ、ウルグアイ、ブラジルの国境付近で、農作物への影響は限定的でしたが、影響を受けたため、計画的な殺虫散布の実施を発表しました。

 

もし、ブラジルに大被害があった場合の影響は?

という場合においても、世界の食料倉庫への影響はなく、日本への影響も低い。ただし、COVID-19の影響もあり、今回は複雑性を増しているので、ぜったいに問題がないとは言い切れない部分もあります。

 

 

日本の農林水産物直近の輸入(2020年7月)については、前年比14%減少し、7309億円となっています。

輸入国ランキングを見ると、品目によりますが、TOP3は、中国、アメリカ、オーストラリア。TOP5だと、カナダ、ニュージーランドがランクイン。

 

圧倒的に、穀物系、食肉調製品、酪農品(チーズなど)果実系(バナナ、パイナップル、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、キウイ、マンゴー、りんご、ぶどう)果実系缶詰このあたりが多くなっています。

 

そうなると、確かに、被害国と輸入国は関連していないので、日本の輸入関しては問題がないとも言えます。

ただし、COVID-19の影響で、中国やアメリカで何かあれば、問題になるかもしれない、という状況です。

 

被害国の支援をしようにも、他国もCOVID-19の影響で、援助をする余力がなくなれば、世界的なフードシステムは崩れていくことにもなりかねないといえます

 

7月末に、FAOと日本、JICAは、タジキスタン政府は、バッタ被害対策で連携支援を表明しています。近隣諸国のインド、パキスタンでは大量発生していることから、総額7億9 800万円(723万米ドル)規模の5年間の地域プロジェクトを実施予定です。

カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンを含む、全ての中央アジア諸国およびアフガニスタンを実施対象とし、バッタとの闘いに取り組んでいくとのことです。

 

こういう地道な世界レベルでの計画が運用されていますので、今すぐにどうこうなるということは考えにくいですが、もし、ある国からの輸入食物が途絶えても、大丈夫なように、備蓄はしておくことが良いと思います。

 

日本は災害が多い国ですので、国民はある程度のストックをしていると思いますが、各家庭や企業でも備蓄強化を推奨します。

 

都市伝説レベルで、この世の終わりが来る、食糧危機が迫っているなどネットでは出回っていますので安易に踊らされずに、できることをしていくことが安心につながると思います。

 

家や会社のストック内容の見直しがおすすめです。(*'▽')

 

本日もお読み頂きありがとうございました。

またUPします!アディオ~(^_-)-☆