みなさん
こんにちは。オラ!ASAPJAPです。(*'▽')
今朝は、事務所最終片付けをしてきました。片付いた自宅が、またすこし、荷物が増えてきました。(笑)
さて、今日は、久々に、行動経済学の1つの理論について、ご紹介します。
商売を行う上ではもちろんですが、日常的な個々の判断に関しても、「人の心が判断してしまう利益と損失の性質」に直面する出来事があります。
簡単な実験があります。
【実験】
A:無条件に100万円を手にできる
B:コインを投げて、表が出たら200万円がもらえるが、裏だと何ももらえない
みなさんはどちらを選びますか?たいていの方が「A」を選びます。が、中には、可能性を期待してBにする方もいるかもしれません。
【実験2】負債総額が200万円ある
A:無条件で負債が100万円減免され、負債が100万円となる
B:コインを投げて表が出たら全額負債が免除されるが、裏がでたら何も変わらない
みなさんは、どちらを選びますか?負債があるとして、考えてみてください。(*'▽')
堅実にいけば、最初Aを選択したら、A?を選ぶかなと思いきや、実験では「B」を選ぶ人の方が多いです。
なぜなのか?
実験1では、「50%の確率で何も手に入らない」というリスクを回避して、「100%の確率で100万円を手にしよう」とした。
実験2では、「100%の確率で100万円支払う」という損失を回避して、「50%の確率で全額免除をされよう」とした。
つまり、これらはこの一連の結果が意味することは、人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向(損失回避性)があるということである。
この理論を「プロスペクト理論」といいます。Prospectは、期待、予想、見通しといった意味があります。
1つの質問をして、選択肢から意思決定させる過程の中で、必ず、「リスク回避」をしようとしてしまうということです。
これと関連して、起業・経営で例えると誤ったバイアスがかかることで、うまくいかないことがあります。
例えば、これだけ時間とお金を費やしたのだから、この事業は成功させないといけない、続けないといけないと思う心理。
これは、「損切」のタイミングを見失ってしまい、冷静な経営判断ができなくなっていきます。
会社員の場合でも、仮に、今の待遇や人間関係、業務内容などに不満を抱いていた場合、転職や起業を考えずに、今の会社に不満はあるけれど、今より、キャリアダウンする可能性や、新しい会社で一からスタートしたり、起業してうまくいかないかもしれないから、「今のほうがまし」と思う心理です。
これは、「現状維持バイアス」がかかっています。(*'▽')
自分の現状を変える勇気がない人に、このパターンは見られます。会社ではなくても、同様です。
友人関係や夫婦関係でも、一緒にいて楽しくないし、むしろ嫌だと思っているのに、変えられないパターンです。
自分には稼ぎがいないから、離婚しないで依存する、マウントを取ってくる友人に辟易しながらも、友達を失いたくない、たまに良い部分もあるんだ、など、アメとムチにうまく騙されてしまっているケースです。
基本的な人の心理に、「お得」よりも、「損をしたくない」という心理が強く働きます。
ここを抑えておくと、経営や仕事面での交渉の場でも役に立つと思います。
わたしも、本日AUで初回入会したPMCサービスという、スマホが故障・紛失した場合のお見舞金サービス月額550円を解約。
よく見たら、AUでもすでに補償があるので、いらないと思ったのと、使わないのに毎回垂れ流して「損」をしていることと、
スマホの補償対象になるような事案がないので、2年半も入っていて、故障したら同機種に代えてもらえばいい(AUのサービス)という思考になったからです。(*'▽')
使わない=損をしているのにお金を払っている=損だ。('ω')
あっさりと、電話解約しました※電話にすることで、解約しにくくなっていますので、放置する人が多いと思います。
550円くらい、解約しなくてもいいと思う方もいると思いますが、ある一定時期がきたら、急に解約しようと、私のようにおもう
時が、来ると思います。
それは、心の天秤のバランスが変わったとき、ということです。(^_-)-☆
自分の現状に現状維持バイアスがかかっていないか?自分の判断の天秤がくるっていないか?
日常生活でチェックしてみてください。(*'▽')