2023.11.19
旅行2日目 No.5 トリヴァンドラム
 
 
あ~あ、今日は3時間半近く列車が遅れたせいで、計画が狂っちゃったわ。
本当は12:00に着いて、午後は丸々観光の予定だったのに、もう夕方悲しい
 
 
予定してたところに全部行けるかなぁ・・・今日しか時間ないのにな。
 
 
なんて思いながら歩いていると、お花で飾られたこんなトラックが出てきた。
なにこれ面白い~!何に使うんだろう?
 
あ、このおじさんに聞いてみよう!!
「Excuse me, what is this?」
 
ഹൈന്ദവ ആഘോഷങ്ങളിൽ ഉപയോഗിക്കുന്ന ട്രക്കാണിത്.」
 
「ええと・・・Sorry, I don’t understand your language.」
 
 
അതിനാൽ ഇത് ഹിന്ദു ആഘോഷങ്ങൾക്ക് ഉപയോഗിക്കുന്ന ഒരു ട്രക്കാണ്!!」
 
「ん~(笑)I don't understand.」
 
 
ഇന്ന് ഇവിടെ ഒരു ഉത്സവമുണ്ട്, അത് ആളുകളെ ആകർഷിക്കും.」
 
「あはは・・・No Malayalam・・・アセアセ
 
 
おじさんは、私がわからなくても延々とマラヤーラム語で一生懸命説明してくれている。
ここまでは英語が通じない人に一人も会わなかったけど、この街では通じない地域もあるのかな。
 
 
おじさんは、自分の腕の肉をつまんで「Skin, Skin」と言っている。
「うん、Skin!! それはわかる!」
 
 
Skinをどうするんだろうなぁ。
おじさんの動作を見ていると、どうやらSkinを引っ掛けて上にあげるみたいな感じ?
 
 
「あ~。ヤギかなんかの動物の皮を引っ掛けるのかなぁ?」
 
コルカタのカーリー寺院では、ヤギの首切りをして生贄として神様に捧げるし、もしかしたらそういうことかな?
 
 
നിങ്ങൾക്ക് ശരിക്കും മനസ്സിലായില്ലെന്ന് തോന്നുന്നു. ഒരു നിമിഷം ഇവിടെ വരൂ. ഞാൻ നിനക്ക് കാണിച്ചു തരാംおいでおいでおいで
 
 
おじさんはまだ何かを言いながら、手招きをしている。
あっちに一緒に行こうと言っているみたいだ。
 
 
あー、あっちに人がたくさん集まってる。
やっぱりお祭りなのかな?
おじさんが指を差した人を見ると・・・
 
 
え?
 
 
えええ?
 
 
えええええええ?ガーン
 
 
なんかほっぺに刺さってますけど?
 
刺さってますよね~~~~???
 
背中と脚にも鉄のフックみたいなのが刺さってる~~~。
 
この子も!!
 
うひょ~~~~無気力
 
不思議と誰も血は出てないのよ。
 
これは一体何なのか、ちゃんと知りたい!!
「Excuse me, do you speak English?」と話しかけた女の子、アマンダちゃん。
 
彼女はとても英語が上手で、これは「Kavadi」と言うものだと教えてくれた。
 
 
カバディ、じゃなくてカヴァディね。
カバディは「カバディ、カバディ、カバディ~」って言いながら追いかけるインドの国技だからね。
 
 
アマンダちゃんは、
「自らを傷つけ犠牲にすることで、ヒンドゥの神様に尊敬や信仰心を示す。
これをすることで願いが叶うとも言われている。」みたいなことを言っていた。
 
 
後から「Kavadi」で調べても、なかなかこのケララで見たものと一致しなくて、
すんごい調べてやっとたどり着いたんだけど、これは『Parava Kavadi』って言うものみたい。
 
 
信者たちはこれを行う前に、21日間も厳しい断食を行うんだって。
 
 
お祭りが行われているエリアの様子
 
何とこれから彼らをここに吊るすらしいゲッソリ
そのためのフックだったのね。
 
見事に男性ばっかりの中に、私一人グイグイ入っていく。外国人の特権だね。
 
みんなたまたま通りがかった唯一の外国人の私にとても優しくて、一番前を譲ってよく見えるようにしてくれた。
 
 
一番最初は若い男の子だった。フックに紐を結び付けている様子。
 
 
「え~。え~~~。」とか言いながらも、まじまじと見てしまう。
怖いんだけど、目の前の非日常の光景になんだかゾクゾクしてくる。
 
男の子は平気な顔
 
紐を結び終わって、男の子が乗っていた台がソロリソロリと外される。
 
 
そりゃビヨ~ン、ってなるわな。
 
 
そして2番目、3番目、4番目の男性に順番に紐を結び付けていく。
 
 
あのね、これがめっちゃゆっくりなのよ。
さすがインドって思った。
 
 
一人ずつやらないで、結ぶ人を増やして4人一気にやればいいのに!とか、
(もしかしたらバラモンしかできないとか理由があるのかもしれないけど)
 
 
1番目の男の子は他の3人を結んでる間ずっと宙に浮いてないといけないんだから、
台を4つ用意して寝かせておいてあげればいいのに!とか、色々思ったわ。
 
 
この男の子たちのグループ(16歳って言ってた)が、みーんな真似っこで同じ髪型をしていて可愛かったニコニコ
 
「あなたたちもこれやってみたい?」って聞いたら、「うん!やってみたい!」って言ってたよ。
 
 
耳をつんざくような爆音でドラム隊が演奏している。
 
 
4人に紐がかけられて、いよいよ彼らを持ち上げる時が来た。
このトラックの後ろの紐をみんなで引っ張るよ。
 
上がりまーす!
 
すごい光景だ。
 
 
グングンと引き上げられていく。
 
更に上へ上へ。
 
いや~。
 
う~~~~~~~~ん。
 
最終的に出た言葉は、
『何で?』だったよね(笑)
 
一体誰がこんなことを思いついたんだろう!?
 
 
いや~~~~ほんっとうにインドって摩訶不思議!!!面白すぎる!!!!
 
アマンダちゃんは、
「この後全員終わったらトラックが動いて、みんなでお寺まで歩いていくんだけど、時間があるなら一緒に行く?」
 
って誘ってくれて、「うん!行きたい!」ってしばらく待ってたんだけど、

 
残り2台のトラックにまた一人ずつ吊るされていくのにすごい時間が掛かって、薄暗くなり始めてしまった。
 
 
ついて行っていいくらい信用できる人かどうかわからないし、
お寺がどれくらい遠いのかも、帰りが何時になるのかもわからないから、
残念だけど「やっぱり行くね。」とその場を離れた。
 
 
こんな感じで運ばれていくのかな。

 
 
お寺まで行ったらもっと面白いものが見られたかもしれないけど、これだけでも十分面白かった。
今回の旅行に出て早々、こんなにも面白いものを偶然見られるなんて本当にラッキーだキラキラ
 
 
ふと思った。
『今朝3時間半列車が遅れたのは、これを見るためだったんだ。』
 
 
もし予定通りに到着していたら、この時間にこの場所を通ることは無かったはず。
 
 
やっぱり私には旅の神様がついてるなお願いキラキラキラキラキラキラ
 
タミル州にも、タイプーサムと言う似たような串刺しのお祭りがあったり、
(タミル人が多いマレーシアやシンガポールでも見られる)
コルカタの友達にこの写真を見せたら、
「ベンガル地方にも似たようなGajanというお祭りがあるわよ。」と教えてくれた。

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