再投稿です。
2012.1.2
朝からザーザー雨が降っている。
乾季だからと傘を持ってこなかったけど、
降る時は降るんだなぁ。そして田舎だけに、停電。
カキマのおうちには、近所の16歳の女の子がお皿洗いや床掃除に来る。
中流家庭以上では、こういったお手伝いさんが居るのが普通で、
お母さんは料理以外あまり家事をしない。
お母さんが家事をさぼりたいと言うわけではなく、より貧しい人に仕事を与える為。
カキマは現金の他に、毎日ご飯も持たせてあげている。
カクーに爪切りを借りて、
インドに来てから伸び放題だった爪を新聞紙の上で切った。
「カクー、これ、どこに捨てたらいい?」
って聞くと、
「いいから、そこに座ってなさい。」
と、その女の子を呼んだ。
「え!!!いいよ!!自分の爪くらい
自分で捨てに行くよ。」
って言う私を制止して、女の子を呼び、
女の子が新聞紙を持って行って外に捨ててきてくれた。
インドの人はこういうことに慣れているんだろうけど、
自分の汚い爪を捨てさせるなんて、私は
すごく申し訳ない気持ちになってしまった。
【自分で出来ることもあえてお金の必要な人にやらせて、稼がせてあげる】
貧しい人をこき使ってるわけじゃなくて、こういう社会の仕組みなんだよねぇ、
って思い直して、後でちょこっとチップを渡した。
「今朝は珍しいもの作ってあげる。」
ってカキマが作ってくれたのは、南インド料理のウプマ。
一見おからみたいでしょ?
パスタやクスクスを作るセモリナ粉から
これが、私が今まで南インドで食べたどのウプマよりも美味しかった!!!さすがカキマ!
二人と一緒に居ると、自分の実家に居る
みたいに完全にリラックスできる。
もっと一緒に居たいけど、コルカタでも
まだ行きたいところ、やりたいことがある。
11:00ごろ、また昨日のサイクルリキシャを呼んでくれた。
二人と思いっきりハグをして、リキシャに乗り込むと涙が出た
次はいつ会えるかな~?
二人をいつか日本に招待したいなぁ。
駅に向かう道
昨日カキマに「リキシャにいくら払ったの?」って聞かれて、
「彼の言い値通り70RS(105円)」
って言ったら、
「アレババ~~。(あらまぁ)」って言ってた。
どうやら払いすぎてしまったらしい。
でも、40分砂利道をこいでくれたんだよ?
日本円の感覚だと、それで105円なんて安すぎる!って感覚でしょ?
「今日は70RS以上払っちゃだめよ。」
ってカキマに念を押された。
「でも、今日は雨が降ってて大変だから、100(150円)くらいあげても・・・」
って言うと、
「地元の人は誰もそんなに払わないわよ。彼に味をしめさせちゃダメ。」
とカキマ。はぁ~~~~い。
リキシャの運転手は、こぎはじめるなり
「お腹が空いた~。今日は朝から何も食べてないんだ。」
って訴えてきた。出た出た~~~
雨が強まると、木の下でリキシャを止めて、手のひらを上に向けて空を見上げ、
「雨が。雨が降ってる。あぁ、これは大変だなぁ。」
と言う顔を作ってみせる。
リキシャワーラーで雨を気にして走ってる人なんて見たことないし!!!
みんなお客さんは濡らさないようにして、自分はずぶ濡れで走ってるよ!!!
「電車の時間が。行って。」って言うと、こぎ始める。
そしてまた、ドロドロの地面を指差して、
「雨が降ってこんなドロドロでこぎにくくて大変だ。」
ってアピールしてくる
駅が近付くと、
「あぁ、お腹が空いた。駅でご飯でも食べようかな。」
わかった、わかった、お腹が空いたのね。
リキシャに乗っていた40分間ずっと、
「カキマはああ言ってたけど・・・
雨で大変だし、やっぱり100くらいあげようかなぁ
いや、でもこういうことするから外国人からは高く取れるって思わせちゃうんだよなぁ
でも、日本円で高々数十円の差ならあげてもいいじゃん?
お腹空いてるって言ってるし、
ご飯代と思ってあげようかなぁ
いや、でもカキマにダメって言われてるしなぁ
でもさっきからあんなに演技してアピールして、余程お金が欲しいんだなぁ
昨日も朝からずっと駅で待っててくれたしやっぱり100ルピーかな
いや、100はあげすぎか、90かな。
やっぱやめとこかな
期待してるんだろうなぁ。
がっかりさせたくないしな~~~」
って、葛藤し続けていた。
あーどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう。
迷いに迷った挙げ句、駅に着いて彼に渡したのは、昨日と同じ70RS。
もっと、って言われるかなぁって思ってたけど、
彼は普通に満足そうに受け取って、
駅の中の乗り場まで案内してくれた。
なんだよかった!
70でも十分多めだってことだね。
次回もまたよろしくね!
ハウラー駅からタクシーで安宿街のサダルストリートへ戻ってきた!!
迷わず常宿ホテルパラゴンへチェックイン。
真っ先に向かったのは、今回も絶対行こうと思っていたベンガル料理屋さん。
ここは少しだけ高いから客層も全然違う。
席に座ると、こうやって色んなカレーをトレーに乗せて持ってきてくれるから、見て指差しで選べるから便利。
以前一度だけ食べて美味しかった、
バナナの葉っぱに包んで蒸してある白身魚。(210RS=315円)
これ最高に美味しいんだよ!!
って、頼んだ後に気がついたけど、
どっちもマスタード風味だった!!
マスタードにマスタードで辛いしくどいしで、
最後は気持ち悪くなっちゃった
ここは大勢で来て、いろんな種類をワイワイ食べるのがよし。
シシュバヴァンという子供の施設の中で
私の原点とも言えるこの場所には、
2000年に初めて来てから毎回必ず訪れている。
私がもしここに来ていなかったら、今頃
どんな仕事をしていたんだろうって思う。
「あ!!!!そのこさん~~~?」
って声を掛けられて見ると、
2009年に一緒だった韓国人の女の子!
マザーハウスもリピーターが多くて、
毎回誰かしらに再会する。
登録後は大好きなこの道を歩いて帰る。
今までに何百回通ったかわからないこの道はイスラム教徒が多くて、
貧しいけどものすごく生活感があってリアルで大好きなの。
モスク。
チャイ屋さんには賞味期限不明のビスケットが並ぶ。
リキシャに乗る子ども。
寝にくくないのか。
ナマステ~!
ジャージを着たヤギ発見!すぐに肉にされちゃうのに・・・
この子は前にも同じ通りで写真を撮らせてもらった。
体が麻痺してるけど、貧しくてもちゃんと家庭で育ててもらっていてホッとする。
素敵な顔の人だな〜絶対いい人。
「シャールクカーンだ!」
(インドで一番人気の俳優さん)って
言ったら超喜んでた。冗談だって!
ポスターだけで三流だとわかる映画だな。
コルカタにはトラムも走ってる。
ルートがよくわからないのと、
めちゃくちゃ遅いから何回しか乗ったことがないけど、
トラムが走る風景って素敵だよね。
うーん、やっぱり冬はあんまりラッシーは飲みたくなかった・・・・
夜のサダルストリート。
クリスマス&新年のイルミネーション付き。
まだまだ行きたい食堂がいっぱいあるのに~~~~!!
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<本日の出費>
リキシャ 70
列車 10
タクシー(ハウラー→サダル)80
宿 200
昼食 210
スパイス 172
チキンベジロール 22
本 270
メイク落とし 60
タバコ 120
ネット 20
さとしの土産物屋 120×2、600
計 2074RS=3111円