２００８．１．４
＜本日の移動＞１３：４５ヤズド→
→エスファハン２０：１５
キム、マルコ、ヴィヴィアン、ミシカ、フィリップと一緒にタクシーでバスターミナルに向かう。
５人の長身イケメンヨーロピアンたちは、私と反対方向の街に向かう。
みんな「僕の国に来たら泊めてあげるからね。」って言ってくれた。
本当に今回のエスファハン～ヤズドで一緒だった外国人全員がめちゃくちゃいい人で、
温かくて、ソフトで、居心地のいい人ばかりだった
彼らのバスを見送った後、寂しくなった。
またヨーロッパで！行くかわかんないけど。
今日はいつも乗るボルボのデラックスバスではなくて、（それでもめちゃくちゃ安い。）たまたまメルセデスのバスに乗った。
メルセデスはボルボの半額だけど、かなり時間が掛かるというウワサ。
２時間ほど走った後、乗客の一人が下車した。
と思ったら、多分料金のことだろう、乗務員と口論を始めた。
かなり激しく口論をしている。
なかなか折り合いがつかず、そのうち乗務員がバスから飛び降りて乗客をぼっこぼこに殴り始めた
乗客も負けじと殴り返す
ドライバーもバスから飛び降りて、２人掛かりで乗客を殴る、蹴る。
二人に暴力を振るわれて諦めたのか、乗客がお札を渡してドライバーはエンジンを掛け始めた。
これで解決したと思われたその時、
追いかけてきた乗客が、出発しかけたバスの昇降口の窓ガラスを
パーンチ！！！
一番前に乗っていた私の目の前で、
ガッシャーーーーン！！
とガラスが飛び散った。
ひーーーーーーーーーーっ
ドライバーはバスを止めるや否や、乗務員と一緒にバスから飛び降りて、さらに激しく乗客を殴り始めた。
怒りが収まらない乗務員は、とうとうトランクから鉄の棒のようなものを取り出して乗客に飛び掛かって行った。
窓から様子を見ていた私も、この鉄の棒には驚いた。それ、死ぬでしょ
恐ろしくてもう見ていられない
他の乗客や通行人が止めに入ったその時、パトカーのサイレンが鳴り響いて、警官が到着
警察来たの早かったなぁ～～～！！
そして、そのまま二人を警察署に連行。
バスごと連行されたから、私たち乗客も警察署の前で２時間待たされる羽目になった。
ついてない・・・・
トイレを借りようと、バスを降りて警察署に入ると、乗務員がソファーに座ってうなだれていた。
ポンと彼の肩を叩いて、やっちゃったね、って顔でため息をつくと、頭を抱えて苦笑いしてた。
そんなこんなで、めちゃくちゃ時間が掛かってエスファハンに到着。
メルセデスが時間が掛かるってこういうことなの
タクシーにふっかけられて、市バスで宿に向かおうとしていると、
同じバスだった男性が、タクシーをつかまえて宿まで連れて行ってくれた。タクシー代も出してくれたよ。
エスファハンの宿は、当然前回と同じアミールカビール。
今回もバックパッカーたちがいっぱい泊まっていた。
ドミに居た人たちと一緒に夕食へ。
日本人の女の子Ａさん（２５歳）は、イランでスカーフをしたりお尻が隠れる長い上着を着ないといけないことに対して、
「やだ、こんな格好。早く好きな格好したいわ～。ダサい。」
ってずーっと文句を言っていた。
だったらイランとか来なきゃいいじゃん。
その国において適切な服装をするのは当た
り前。
地元の人に対する礼儀もあるし、自分の身を守る為にも肌を隠すことは大事。
実はアミールカビールでは、一年前ほどに外国人旅行者の女の子がシャワー室から出てきたところでナイフを持った男（従業員という噂）に脅され、
危うくレイプされそうになったという事件があったらしい。
大声を挙げて、たまたま通り掛かった別の旅行者に助けられたらしいけど、
シャワー室はドミから離れたかなり奥まったところにあって、
私もその話を聞いて以来、シャワー室に行くのが怖くなってしまった
（ドミの横にも一つだけあるけど、なかなか空かないときは仕方なくこのシャワーを使う。）
それもＡさんに教えておいてあげようと思って、
「こう言うことがあったみたいだから気をつけた方がいいよ。」って言うと、
ブンブンと手を振って、
「あ、だいじょーぶ。あたし、もと自衛隊だから
」
って軽くあしらわれた。
あ、そう。
何か、今回のアミールカビールメンバーとは、全然合わなさそうだ
２００８．１．５
朝から銀行に行って、ビザ延長代を振り込む。
イランのビザって、ほんとめんどくさい。
ビザ申請の場所で払うことは出来なくて、銀行に行き、振り込んだ証明を持ってまたビザオフィスにいかなくてはいけない。
少し待たされたけど、無事にビザＧＥＴ
私のイランビザは９日までだった。
１０日発のテヘラン発イスタン行きの列車に乗る為に、たった１日ビザが足りなくて、
そのたった１日の為にビザ代１１ドル＋タクシー代１．５ドル＋写真代２ドル。
ビザオフィスでアフガニスタン人の男性に会った。
手に包帯を巻いて、脚を引き摺っていた。
「大丈夫？どうしたの？」って聞くと、
「イラン人にナイフで襲われて１０００ドル奪われた。」
えー
とっても痛々しくて、かわいそうだった。
この二日間でイラン人の怖い一面を見て、痴漢に遭っても 下手に肘鉄を食らわせるのも危険だなぁと思った。
気をつけよ～～～～。
このＡさんはその後ドバイで恐ろしい犯罪に巻き込まれていた。だから言ったのに。
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＜本日の出費＞
宿 ４００００
タクシー ５０００
ビスケット ２０００
夕食 ２４５００
ジュース ３０００
サンドイッチ ５０００
計 ７９５００リアル＝約９５０円
宿 ４００００
サンドイッチ ５０００
タクシー １５０００
ビザ代 １０００００
用紙代 ３０００
バス １０００
ネット＋ＣＤＲ ２７０００
夕食 １００００（ハンバーガー＆サンドイッチ）
計 ２０１０００リアル＝約 ２４００円
