2007.12.9
今朝は、ドウラーノウパパと二人で朝食。
気まずい・・・
バスに乗って、タルクーチカと呼ばれるバザールへ。
バスの中では周囲の人に「タルクーチカ??タルクーチカ??」と連発して、
何度か「まだよ」と言われた後、ちゃんとタルクーチカで降りることが出来た。
まぁ、なんてことないバザールだったけど、どこでもドアは欲しいね!!
ここは青空市で、とにかく広い!!
トルクメ人の女性のスカーフ姿が素敵だなぁ。
砂埃被りまくりのお菓子屋さん。
何かやっぱり一人は寂しいなぁ。
トルクメ人は他の中央アジア同様、そんなに声を掛けたりして来ないし。
インドみたいに人懐っこい国民性だと、
一人旅でもいつもみんなが構ってくれるから、全然退屈しないし寂しくならないのにな。
![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
ドウラーノウ邸に戻って、シャワーを浴びさせてもらう。
この家では一日中お湯をジャージャー出しっぱなしでびっくり。
お湯だけではなく、キッチンのコンロのところからもずっと火が出っぱなし。
ストーブが24時間つけっぱなしなだけではなくて、コンロもストーブ代わりに使っているらしい。
水道、電気、ガス、全てが無料のトルクメニスタンでは、こんな贅沢な使い方をするのか。
無料だからって、出しっぱなしでいいというものではない気がするけど・・・
15歳の息子は、用もないのに頻繁に私の部屋に入ってきては、
「シュト エタ?(これなに?)」って私の持ち物を触りまくる。
聞かれたってロシア語で答えられるはずもないし、あまりにもしつこくしつこく色んなものを触り続けるから途中からシカト。
あまりにもしつこくて不愉快なんだもん。
幼い子どもならわかるけど、15歳なのに。
でも、この距離感と空気の読めない感じはもしかしたら、軽い発達障害があるのかもしれないなとも思った。
家と友だちたちにハガキを書いていると、「夕食よ」と声を掛けられた。
今日の夕食は何かな~~??ってウキウキしながら居間に行くと、
牛肉のぶつ切り煮込みとナンがドカッと出された。
太い骨やらスジやら内臓やらゼラチンやら脂肪やら全てがグチャッと煮込んである、
私が最も苦手とする、見た目が超グロテスクなタイプの料理だった
でも、せっかく出していただいたものだから食べないと失礼だと思って、
お肉の細かい部分だけちょこちょこっと取って食べた。味はおいしい。
ママは子供の拳くらいもある関節部分の骨を迷わずつまみ上げて、我を忘れてしゃぶりついてた。
骨の中にまでナイフを突っ込んでほじくり出してチューチュー吸って、
しまいにはスプーンで骨を叩き割って中身を食べていた。
そして今度は、ママの食べ残した骨を、ママの娘の夫の妹がやって来て、さらにしゃぶりつくす。
私、ドン引き・・・
なんかすごいな・・・・
・・・この食事なら、家族の食べ残しだろうが何だろうがアパの家の方がいい!!
毎日何品も出してくれたし。
アパの嫁、さんざんみんなで文句言ってごめんね
今夜は空腹のまま眠りにつく。
ぐ~~~~。あーお腹すいた〜〜〜。
2007.12.10
朝早く腹痛で目が覚めて、3回連続トイレに駆け込んだ。
絶対昨日のあの牛肉のぶつ切り煮込みが当たったんだ
あまりにもパワーが出なくて、9:00までゴロゴロしてから起きると、
ドウラーノウママが山盛りのプロフ(中央アジア風の炊き込みご飯)を出してくれた。
そして、完食その後お腹はOK!!
バシュが回転する塔へまた行ってみようっと。
展望台から見たアシガバートの街は、まるで未来都市だった。
きちーーーーーーーーーっと整っていて、本当に人工的で無機質。
キレイだけど、人々の生活や生命力や温かさを全く感じない。
私はぜんっぜん魅力を感じない街だ。
一言で表すと、
変なの~~~~~!!!
アシガバートでは街の再開発がどんどん進んでいて、高層ビルとか高級そうなマンションが建ち並んでいる。
二代目の大統領が無類の白好きで、アシガバートの建物を白い大理石で統一する取組みが進められているそう。
ちなみに車も白じゃないとダメだとか。
これはドウラーノウ邸の近所のビル。
ここから歩いてすぐのところにあるドウラーノウ邸の周辺には、
まだ昔からあるような平屋建ての民家がたくさん残っていて趣があるけど、
いずれは同じような無機質なビルに全部建て替えられてしまうのかなぁ。
スタジアムでなんかやってた~。
ドウラーノウ邸に戻ると、ドウラーノウパパの妹がやけにめかし込んで部屋から出てきた。
「バザールに行くけど、一緒に行く?」
って言われて、暇だし行くことにした。
連れて行かれたのは、すぐ近所のなんてことのないバザール。
彼女はなぜバザールに行くだけなのにこんなにめかし込む必要があるんだろう。
好きな男でも居るのかな。
バザールでは、彼女はずっと私の腕を組んで歩いた。
外国人と一緒なのを見せびらかしたいのだろうか、それともこれはトルクメ文化なのだろうか。
彼女は色んな友だちに会う度に立ち止まって話し、ちょっと得意気に私を紹介したから、
やっぱり見せびらかしたいのかもしれない。
結局彼女のお目当ての男性らしき人は居ない様子だった。
以前彼女が働いていたと言う食堂に入って甘~~~~くて美味しいコーヒーと、
マントゥ(肉まん)をご馳走になった。
マントゥの中身は、私の苦手な羊肉かなぁ・・・
羊ってロシア語で・・・なんだっけ??
言葉がわかんないときは・・・
「ねーねー、これは、バァァァァァァバァァァァァァァァ???
それとも、ムーーーーーーーームーーーーーーー
???」
と鳴き真似をすると、
「ムーーーームーーーーーー」
やった牛なら食べられる~~。
おいしい~~~~!!
中央アジア、食に苦労するかと思ったら全然大丈夫だった。
羊の鳴き真似が上手くなったのも間違いない。
帰りに一人でYimpasっていうデパートに寄ると、そこは別世界
日本と殆ど変わらない値段の化粧品、下着、家具、クリスマス用品で溢れていた。
今日はカバンを買わなければいけない。
日本から持ってきたサブバッグのジッパーがウズベキスタンの途中から壊れていて、
それを安全ピンで必死に留めながら使ってきたのだ。
(ちなみに、突然切れた腕時計はセロテープを貼って取り敢えず使っている。)
どこもかしこもだっさいカバンしかなくてこの中からどうやって選べというの??って思ったけど、
まぁなんとか使えそうなカバンが20ドルで売ってて、購入。これもダサいけど。
20ドル、痛い・・・
でも、いつまでも安全ピンで留めているわけにもいかないものね。
ドウラーノウ邸に戻ると、早速ドウラーノウ息子が部屋に入ってきて、私の新しいカバンを見て、
「ハラショー ハラショー!!!(いいねいいね!)」
と、それはそれはしつこいくらいに誉めてくれた。ほんとしつこいから
これは上のお姉ちゃんとその赤ちゃん。
明日はもうトルクメを出る日。
お世話になったドウラーノウパパとママに青とピンクの折り紙で鶴を折ってあげると、
意外にも喜んだ顔を見せてくれた。
明日はいよいよイランに入る。
結局イランに向かう日本人にも外国人にも一人も会えなかった。
痴漢がめちゃくちゃ多いというイラン。
厳格なイスラム教国のイラン。
一人は正直怖い。男たちが怖い
イラン最初の目的地、マシュハドに日が暮れる前に着けるといいなぁ。
旅の神様、どうかいつものように守ってください
数年後にはドウラーノウ邸もアマーノウ邸も再開発の影響で取り壊されて更地になったらしい。
バックパッカーたちは一体どこに泊まってるんだろう?
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
<本日の出費>
宿 120000
バス 3500
バーガー 10000
ケーキ 3000
絵本二冊 30000
水 4000
ナッツ・レーズン 30000
計 200500TMM=約1003円
宿 120000
展望台 3000
切手 9000
タクシー 30000
パン 6000
ミートパイ 4000
カバン 420000
計 592000TMM=約2960円