【ウズベキスタン】ロシア語で電話を掛けてみた！ドキドキ。

２００７．１１．２６

今日の朝食は・・・

はじめサラダとパンしかなくて、みんなで「日に日に質素になって行ってない？？」ってブツブツ言ってたら、

ちゃんと後でマカロニとソーセージが出てきた！

更に、変なケーキまで出てきた！

「何でいきなりケーキが出てきたんだろうね？？？」

「工事中でホコリがいっぱい付いちゃったから、うちらに出してきたんじゃないの？」

「いや、落としたやつじゃないの？」

「それか賞味期限切れなんじゃないの？」

「誰が最初に食べる？」

既にカラマット家に対して不信感でいっぱいの私たちは、誰もケーキが出てきたことを素直に喜べない。

でも、あの人たちは感じは良くないけど、悪い人たちじゃない。と、思う。

一泊二食付で６ドルは破格の値段だし、

他にまともに泊まれる宿はないから、アパの存在はありがたいと思わなければいけない。

カラマットアパの家以外でバックパッカーがよく泊まる正規のハドラホテルでは、

夜中にドアをノックされて開けるとレセプションのおばあちゃんが

「どう？」

って、体を売ろうとして来たりするらしいから、それに比べたら随分マトモだ。

９：３０ごろ、トラムに乗ってトルクメニスタン大使館へビザの申請に向かった。

大使館まで行くと思って乗り続けていたらどんどん住宅街に入っていってしまって、

慌てて降りて乗り換えた

大分遠回りをして、やっと到着したのは１１：００。順番は私が一番最後だった。

５０代位のアメリカ人の夫婦に出会って、待っている間色々な話を聞いた。

「アメリカでは教育関係や一般企業でも、

七年働くと三ヶ月のリフレッシュ休暇がもらえるところがあって、

それで旅をしているのよ。」

それいいな〜！！

仕事に復帰した時に、より良い仕事が出来るようなことをするのが条件らしいけど、

その間もきちんとお給料が出る、素晴しいシステム。

おばさんがとってもいい話をしてくれた。

二人の男が木を切っていた。

一人は一日中少しも休まずに木を切り続けた。

もう一人は時々座って休んでいた。

一日が終わって見てみると、早く仕事が終わったのは座って休んでいた方だった。

休まずに切り続けた男が、

「俺は休まずにやっていたのに、何でお前の方が早いんだ？」

と聞くと、

「俺は時々座って休みながら、よく切れるようにのこぎりを研いで整えていたんだよ。」

と言った。

「いい仕事をするためには、時折休んで自分を磨くことが大切なのよ。」

って話。
すごい納得！！私もひと休み中！！！笑

アメリカでは高校卒業後大学に入る前に一年間間を空ける人も居て、

その間に旅をしたり、ＮＧＯで働いたりして、

自分の視野を広げることによって
自分がこれから何をしたいのか、しっかり考えてから進路を決めるんだって。

クリスチャンの組織で働いているそのご夫婦は、そういう学生を支援する活動をしているらしく、

「その一年間間を空けた学生達は、大学に入ってからとても真面目に学問に集中して

よい成績を修めているという報告があったのよ。」

と、嬉しそうに語っていた。

日本は偏差値の高い大学に現役で入ることが重要視されがちだけど、

高校生の時点で「自分のやりたいこと」がはっきりとわかってる子の方が少ないと思うし、

一旦休んで考えるのもありだよ、急がなくていいよ、ってゆとりが日本にもあればいいのにね。

私だって大学受験の時点でやりたいことなんて見つけられず、何となく学部を決めて何となく卒業して、

結局新卒で入った保険会社も１０ヶ月で辞めてしまって、２６歳で保育士の資格を取った。

大学四年間で勉強したことと全く関係ないもんね・・・

て言うか殆ど大学で勉強した覚えがないもんね・・・・

そんな話をアメリカ人のおばさんとしながら、

１３：３０まで寒い中ずっと待たされてやっと私の番が回って来た。

トルクメニスタンは変わった国で、
ツーリストは５日間のトランジットビザしかもらえない。

しかも、通過先の国のビザがないとトルクメビザも発給してもらえないから、
予めその次の国のビザも取っておかなければいけない。

私はバングラデシュで既にイランビザを取ってきたから問題なし！

この辺でランチして行こうかな〜。
お店の壁に描いてある絵がとってもかわいい。

これも！

このカフェでプロフとチャイで昼食にした。
チェブシカ（店員のお姉さんを呼ぶ時にこう言う）もすごく優しくていいカフェだった

今日は、次の町に一緒に行こうといっている同じ宿の田井くんと、列車のチケットを買いに行く予定だ。

お互い携帯なんて持ってないから、出先での待ち合わせはとても難しい。

彼には、

「ビザ申請が終わったら、宿に電話するね。」と言ってあった。

ジェスチャー混じりでも全然通じないロシア語なのに電話なんてもっと恐怖だけど、

旅の指差し会話帳で調べればなんとかなるっしょ！！

他にも日本人の宿泊者が居るかもしれないことを考えて、

【メガネの日本人】って言うことにした。

そこで旅の指差し会話帳のコピーをめくると、あったよ【メガネ】！！

早速紙に下書きをして、緊張しながら宿に電話をかける。ドキドキ。

「ハロー？ヤーヤポーンカ。ヤポーニェツ　オープチィカイエースチ？オープチィカ。オープチィカ。」

訳すと、(ハロー？私日本人女。日本人男メガネ居る？メガネ、メガネ。)となる。

それでちゃんと通じて彼が電話に出た。

ホッちゃんと通じた。